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フルヌードのラブシーンがリアルだと評判に…

 01年からはバラエティ「ココリコミラクルタイプ」でコメディセンスを磨いた坂井。新境地を開いたのは08年の主演映画「ノン子36歳(家事手伝い)」だった。

「元芸能人でバツイチ、実家で無気力に暮らす女性の役でしたが、フルヌードのラブシーンがリアルだと評判に。元夫役の鶴見辰吾に迫られ『まだちゃんと勃ってないじゃない』とポツリ。世間知らずで一途な若者役の星野源と激しく唇を重ね、下着を脱ぎ捨てると『もっと激しくしよ』とつぶやく。映画誌『映画芸術』の08年度日本映画ベストテンで1位に輝くなど高い評価を得ました」(映画記者)

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 一方、恋愛にはオープンで、95年からいしだ壱成と交際するも97年に破局。98年には「フライデー」に元ザ・ブルーハーツの甲本ヒロトとの“不倫密会”をスクープされる。

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「坂井は直撃に『彼の全部が好き』と語ったが、甲本にはデビュー前から彼を支えた糟糠の妻がおり、最後は破局を迎えた」(芸能記者)

 そして09年、10歳年下のカメラマンA氏と結婚。41歳で女児を出産した。

「『下町の肝っ玉母さんのように』と家事、育児をこなしながら大河ドラマや舞台、映画に出演するなど女優業も順調でした」(同前)

 ところが――。19年の年末にA氏の女子大生との不倫が報じられ、20年7月に離婚を発表。娘の親権は坂井が持つことになった。

「今年は5本の映画に出演するなど、母親役を中心に精力的に活動。長く女優を続ける秘訣を『マイペースが一番なのかな。人と比べない。自分を褒める』と明かしている」(前出・映画記者)

“雨ニモマケズ”前に進む。