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おっとりした人柄と「体当たりのベッドシーン」
取材で初めて出会った頃の内田さんは、ドラマの役や写真集・ポスターなどのビジュアルでは、ボーイッシュで竹を割ったようなイメージだったものの、取材時等のプライベートになると、まだあどけなさが残っている……というより、素がそうなのか、おっとりと、ふわふわした感じでゆっくり喋る、今で言う“ギャップ萌え”を感じさせるキャラクターだった。
あるとき、内田さんが「あたし、おじいちゃんっ子で。おじいちゃんが大好きなんです。だから『水戸黄門』も大好きでよく観ます。『水戸黄門』を観るたびに大好きなおじいちゃんを思い出すんです」と語っていた(以来、『水戸黄門』をたまに観ると逆に内田さんのことを思い出してしまう)。
他方で、そんなおっとりしたキャラクターとはまた違う一面を見たことも記憶に残っている。
内田さんが江口洋介さん主演の大ヒットドラマ『ひとつ屋根の下』(’93年)にレギュラー出演したときのこと。内田さんの役は、福山雅治さん演じる研修医・柏木雅也の患者で恋人・日吉利奈役。ドラマの中でベッドシーンも演じた。記事のためにその回の写真を選びに行った私は驚いた。明らかに上半身裸で福山さんとベッドで寝ているスチール写真があったのだ。
思わずフリーズした私に、横にいた広報ご担当が、「ごめん、そこにあるけど、その写真は使わないでくださいね」とのひと言。当時の内田さんは17歳。内田さんの体当たりぶりに驚いたが、やはり彼女も生まれついての女優気質だったのだ。
今後、またいくつもの作品に出演していくのだろう。ますますの活躍を期待したい。