「あの時抵抗できなかったから何をやってもダメなんだ」ジャニーズJr.被害少年が語る「自尊心を破壊された」ジャニー喜多川氏の性加害

ジャニー氏の行為で自尊心を破壊された

　約20年後、ジャニー氏の訃報を知り、こう感じた。

「これで終わったんだなって。これで犠牲になる少年たちがいなくなる。その負の連鎖が終わったんだと」

　ジャニー氏の行為を、今どう思っているのか。

「トラウマになっています。自尊心を破壊されたというのか、あの時抵抗できなかったから、何をやってもダメなんだと。そういう行為を受け入れてしまった自分も嫌になりますし、性行為をしないとのし上がっていけない、そういう世界に身を置いたのも嫌になった」

真摯とは程遠い社内の聞き取り調査

　小誌はこれで、合計11人の元ジュニアから証言を得たことになる。

　ジャニーズ事務所は、取引先企業に送った文書の中で、社内でタレントらから聞き取りを行っている旨を記している。だが実はその聞き取りは、真摯な調査とはほど遠いものだった――。

　このほか、4月26日（水）12時配信の「週刊文春 電子版」および4月27日（木）発売の「週刊文春」では、F氏が事務所スタッフにホテルに連れていかれていたこと、性加害についてタレントの相談窓口をジュリー社長に近い現役タレントが務めることになったこと、タレントが窓口を務めることの問題点、国分太一が取材に語ったこと、ジュリー社長への直撃取材などについて詳報している。

この記事の詳細は「週刊文春電子版」でお読みいただけます

〈ジャニーズ性加害〉相談担当は国分、松岡、村上、菊池

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