5月14日にジャニーズ事務所が発表した創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題に関する“謝罪”が波紋を広げている。
ジャニー氏の性加害は「知りませんでした」と説明
藤島ジュリー景子社長は動画で「創業者ジャニー喜多川の性加害問題について世の中を大きくお騒がせしておりますこと心よりお詫び申し上げます」と謝罪。合わせて公表した書面では、一連の問題に関連する「各方面から頂戴したご質問への回答」が10項目にわたって記されていた。
中でも注目を集めたのは、ジャニー喜多川氏の性加害行為についてジュリー社長は知らなかったのかという点だ。ジュリー社長は次のように釈明している。
〈知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした〉
〈週刊文春から取材のあった1999年の時点で、私は取締役という立場ではありましたが、長らくジャニーズ事務所は、タレントのプロデュースをジャニー喜多川、会社運営の全権をメリー喜多川が担い、この二人だけであらゆることを決定していました〉
〈本件を含め、会社運営に関わるような重要な情報は、二人以外には知ることの出来ない状態が恒常化していました〉
被害を受けた元ジュニアはどう受け止めたか?
被害を受けた元ジュニアは今回の事務所の発表をどう受け止めたのか。「週刊文春」5月11日発売号で実名・顔出しで被害を告白した橋田康氏(37)が改めて小誌のインタビューに応じ、ジュリー社長の発言に対して今の想いを明かした(無料版を記事最後で、全編は「週刊文春 電子版」で公開中)。
橋田氏は1998年からジャニーズJr.として活動。後にKAT-TUNやNEWSになるメンバーらと一緒に活動し、KinKi KidsやV6のバックダンサーを務めた。