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「小中高と、学費は自分で払ってました」北海道から浅草に転校、修学旅行先で騒がれた…さくらまや(24)が語る、天才演歌歌手になるまで

さくらまやインタビュー#2

2023/05/27

genre : エンタメ, 芸能

note

高校では単位が足りず、卒業を断念

ーー成績は常に上位だったりしました?

さくら 悪くなかったと思います。中学後半くらいから勉強をがんばりはじめて、テストも先生との戦いだと捉えていました。ほかの生徒との順位を争うのではなく、先生と1対1の戦い。テストって、先生からすると平均点を下げたくないけど、100点も取らせたくないって気持ちがあるんですよ。もう、絶対に「満点取ってやったぜ!」といえるように頑張っていましたね。

ーー演歌の天才少女的なイメージがあったからこそ、勉強もがんばっていたところは。

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さくら いろんな天才がいるとは思うんですけれども、私のなかでは天才って言われたいのは勉強だけでしたね。あくまで歌は好きだからやり続けていたものだったので、「歌手としてダメになったら学業のほうにシフトすればいいや」って考えていました。だから、歌手としてのプレッシャーを感じたことがないんですよ。

ーー中学、高校は公立ですか?

さくら そうです。高校は仕事が忙しくて単位が足りなくなって、卒業を断念して高等学校卒業程度認定試験を受けて高卒認定を取りました。

ーー単位のある高校って、どこでしょう。

さくら 白鴎です。都立の中高一貫校で、私は高校から入りました。

小中高、大学の学費は全て自分の給料から捻出

ーー高卒認定を取って日大の法学部へ進んだ。車の事故をきっかけに法律に興味を抱いたとおっしゃっていましたが、事故に遭ったのはこの頃ですか。

さくら そうですね。それまでずっと理系で、大学も理系に進んで生物学を学ぼうと考えていたんですけど、受験の2ヶ月くらい前に急遽法学部に進路変更して。国語や社会を勉強しないといけないんで大変でしたよ。

ーー生物学から法律ですか。

さくら 生き物が大好きで、生物学の先生と仲良くさせてもらっていて。数学も好きだったので、数学系か生物学系のどちらかがいいなと思ったんですけれど、先生から「芸能人をやってたら、放課後に残って実験なんてできないでしょ」と言われて「そうか」と思ってやめました。

 うちのワンちゃんが長生きできるようにも、いろいろ学びたかったんですけどね。

ーー家を購入したお話をうかがって、自立心旺盛すぎるといいますか。ひょっとして、学費なんかもすべて自分で?

さくら 小中高、大学と、学費は自分のお給料のなかから払ってきました。

ーー自分の進みたい人生を確実に進んできたように思えます。

さくら いや~、青春の後悔みたいなものはありますよ。友達と夜中まで遊んだりしたことがなかったので、それだけはやってみたかったなという気持ちはありますね。

撮影=三宅史郎/文藝春秋

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