「キンプリメンバーは仕事だけでなくプライベートでも本当に仲が良く、彼らの最大の共通点といえば、全員がジャニーさんを尊敬していたことです。常にジャニーさんの評価を気にしていたし、活動の指針にしていたほどのジャニーさんっ子。だからこそ、2019年にジャニーさんが亡くなったことは、グループにとって大きかった。目標を失ったようなもので、メンバーが戸惑いを抱くに至った大きな要因の1つでしょう」
ジャニー氏の意思を継ぎたいメンバーと、自身のやりたいことを突き詰めるメンバーとの間で、ひとつだったキンプリの意思が揺らぎ始める。
「辞める3人は、ファンクラブ動画でも言っていた通りジャニーさんと約束した海外公演を一番に考えていた。逆に残る2人はドラマやバラエティを中心に考えていました。特に平野は、コンサート前には自らスタジオを借りてメンバーを集めてレッスンをするほどコンサートというものを大事に考えていました。それに対し、時に永瀬は『ついていけない』と愚痴めいたことをこぼすこともありました」(同前)
強い絆があったからこそ、個々のメンバーの目標のズレは容易に解消できなかった。だが、そんな行き違いはおくびにも出さず、「最後の日」を迎えるまでメンバーたちはキンプリとしての活動に励んできた。5月20日に最終回を迎えたKing&Princeの冠番組「King & Princeる。ゴールデン2時間スペシャル」もまた例に漏れない。
「番組では最後の5人旅として新潟・上越市での1泊2日の旅が放送されました。ラストには5人だけの花火大会をし、『これからも絶対勝つぞ!King & Princeファイターズ GO!GO!GO!』と円陣を組んで終了した。この番組終了後に『Venue101』の生放送。ラストパフォーマンスを見たファンは『涙が止まらない』とSNSでコメントしていました」(前出・テレビ関係者)
平野は韓国系の大手事務所へ?
そして今日、平野、神宮寺、岸の3人はKing&Princeを去る。
「岸は脱退後もしばらくジャニーズ事務所に残りますが、平野と神宮寺はそれぞれ新しい人生を模索しています。平野は韓国の大手事務所に入ることを望んでいるという噂があり、現在も交渉中真っ最中だとか。なんにせよ今後の動向から目が離せませんね」(芸能関係者)
かくしてキンプリは伝説になる。