チラシ、請求書、学校からの手紙など、家にはあらゆる「紙」が次々とやって来る。それらは冷蔵庫の扉やダイニングテーブルの隅に吹き溜り、肝心なときには出てこない――。そんな悪循環を断つにはどうすればよいのか。片づけアドバイザーの著者が、家の紙・書類に特化した片づけ方法を紹介した本書がヒット中。
「実は私自身が紙に関する痛い経験を沢山していまして。運転免許更新のお知らせ葉書をなくし、気付いたら免許が失効して教習所に通い直し。娘の高校の就学支援金申請を逃したことも」(担当編集者の井上敬子さん)
著者のオンライン講座で紙片づけのメソッドを知った井上さんは、自分と同じように、たった一枚の紙のためにお金や信用を失っている人はきっと多いはず、これは絶対に世の中に必要な企画と確信したという。
家の紙は、(1)すぐに捨てる、(2)確認して捨てる、(3)データ化して捨てる、(4)ファイリングのいずれかに分類するなど、内容は非常に実践的。捨てる・捨てないの判断を迷いがちな、ねんきん定期便や「重要」と書かれた金融機関からの書類等、紙への対処法が個別に示されているのもありがたい。
読者からは「紙の片づけをしたら資産管理もできて将来の漠然とした不安がなくなった」といった反響も。
「我が家でも実践。部屋だけでなく、頭の中もサッパリして快適です」(井上さん)