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荘厳な佇まいの「メトロポリタン大聖堂」
歴史地区はメキシコシティの観光地として人気のエリア。「ソカロ広場(中央広場)」を中心に古代遺跡や歴史的建造物が立ち並び、またおしゃれなレストランやカフェ・バー、アパレルショップなどがひしめいている。
この歴史地区の中心部に建っているのが、幅59メートル、長さ128メートル、高さ67メートルの巨大な大聖堂。スペイン統治時代にこの地を征服したエルナン・コルテスによって建てられた、アメリカ大陸最大のキリスト教建造物である。
16世紀から約300年の間にスペインの支配下で建てられた西洋建築物のなかでも、ひと際目を引く荘厳な佇まいで、周囲に建つ国立宮殿や西欧風の商業建物などと合わさり、美しい景観をつくっている。
聖堂にはバロック調や新古典派などいくつもの建築様式が盛り込まれており、黄金色に輝く祭壇や、精巧な彫刻、優雅なシャンデリアなど、なんとも豪華な空間だ。