「絶対に日本には帰らへん」ガーシーの不安と自信
「彼は、動画ではまくし立てるような喋り方でオラオラな性格だと思われがちですが、かなり繊細で心配性な性格なんです。日本に帰っても不当な扱いを受ける可能性があると恐れていて、春頃には『絶対に日本には帰らへん』と周囲に漏らしていたほどです。知る限りでガーシー容疑者が日本へ帰国するという選択肢は一切なかった。今回の帰国も自分の意思というわけではないでしょう」
しかし一方で「日本にさえ帰らなければ大丈夫」だと思っていた節もあったようだ。
「“青汁王子”こと三崎優太氏のYouTubeチャンネルで、『王族になるという夢があるんで』などと話していますが、彼は半ば本気で考えていたところもあるんじゃないでしょうか。『FLASH』にも王族と一緒にうつる写真が掲載されていましたが、ガーシー容疑者は複数の王族の方と交流がありました。日頃から『王族と知り合いやねん』と豪語していましたよ」(同前)
この関係者はガーシー容疑者が王族らと行動を共にする姿も目撃したという。
「アラブの王族がガーシーから手を引いた」ワケとは
「王族とはたびたび食事を共にすることもありましたよ。そういった場では王族の機嫌を損ねないように、かなり気を遣っている様子でした。英語で丁寧に会話している姿が印象的でしたね。その人脈に守られているからドバイにいる限りは逮捕されない、とタカをくくっていたのでしょう」(同前)
しかし“王族の庇護下”にあったはずのガーシー容疑者が、なぜ今回このタイミングで逮捕されに日本へ帰国したのか。帰国に至った経緯を捜査関係者が解説する。
「先月中旬から末にかけて、警視庁から数名がドバイ入りして現地当局に接触していました。それと前後して、ICPOが出していた国際手配が“青手配(所在の確認を求める)”から、“赤手配(身柄の拘束を求める)”に変わった。それでドバイ当局も動かざるを得なくなったわけです。結果として、王族筋に守られていたガーシー容疑者にやっと警察の手が及んだのです。そして今回の帰国、逮捕に繋がった」
“死なばもろとも”というスローガンを掲げていたガーシー容疑者、今後どうなっていくのだろうか――。