施設内を見学した地元の住民に話を聞いた。
――的までの距離は?
施設内を見学した地元住民:
奥行きは300mくらいある。
――何人くらい並んで撃てる?
3人くらいだと思ったけどな。
その際、安全管理についても説明を受けたという。
施設内を見学した地元住民:
3人やな。撃つ人がいて、弾を管理する人と、管理する人を見る人がいて、3人くらいいた。
射撃場には、事件を知って献花に訪れる人の姿があった。
献花に訪れた人:
ニュースを見て来たんですけど、ちょっと今はご冥福をお祈りすることしか……。
「誤射はありえない」陸自OBが指摘
午後、陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長は、臨時会見で謝罪した。
森下泰臣陸上幕僚長:
武器を扱う組織として、決してあってはならないものであり、陸上幕僚長として非常に重く受け止めております。故意だったのかどうかというところは、今後の調査を待ちたい。
自衛官候補生(18)は、なぜ自動小銃を指導部の隊員に向けて発砲したのか。元陸上自衛隊幹部の山下さんは「誤って撃つことはありえない」と指摘する。
元陸上自衛隊陸将・山下裕貴さん:
誤射するような姿勢だったり、持ち方だったら射撃はさせませんから、射撃係の指導の通り撃てば誤射というのはありえない。目的はわかりませんけれども、意図的に撃ったということになると思います。
防衛相経験者からは……。
石破茂元防衛相:
まさしく前代未聞で、あってはならない事がなぜ起こったのか。
小野寺五典元防衛相:
私どもからしたら殺人事件だと思います。まだ入隊して間もない若い自衛官がこのような行動をとるということ。背景に何があるかは、しっかり調べて欲しいと思います。
浜田防衛相は、事件を謝罪した。
浜田靖一防衛相:
国民の皆様に大変ご心配をかけたことを心からおわびを申し上げたいと思います。大変申し訳ございませんでした。
事件の背景に何があったのか――。浜田防衛相は、原因の究明や再発の防止などに全力を挙げる考えを示した。
(「イット!」6月14日放送より)