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中野信子が答える“芸能界の恩人”ブラマヨ小杉の“悩み” 「仕事仲間から調子に乗りすぎと咎められる」

中野信子の人生相談#3

2023/09/27
note

中野がテレビに出るようになったころ… 

 何かをやり続けていればいつしかそれはスタンダードになり、25年経てばその人はその道の権威になる、と聞いたことがあります。最初に買ったBMWを長く大切に乗っていらした小杉さんならご存じと思いますが、製造から25年が経過すれば、車はクラシックカーとして認められ、輸入販売できるようになるというアメリカの「25年ルール」がありますよね。

 小杉さんも今やプレミアム価格で取引されるクラシックカーになられたのだと思います。クラシックの名車においては、「新人のような失敗」や「調子にノリっぷり」はむしろ、年月を経ても味わうことのできる新車のような初々しさとカウントされ、大きな魅力の一部なのではないでしょうか。

 じつは、中野がテレビ番組からお呼びがかかるようになり始めた頃、なかなかうまく喋ることができなかったんですが、そんなときはいつも小杉さんがうまく拾ってくれました。どんな失敗もおいしく魅せてしまう小杉さんの超絶技巧の数々を、これからも楽しみにしています。

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text: Atsuko Komine illustrations: Ayumi Itakura

なかののぶこ/1975年東京都生まれ。脳科学者。東日本国際大学特任教授。京都芸術大学客員教授。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。医学博士。2008年から10年まで、フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務。著書に『ペルソナ』『脳から見るミュージアム』(ともに講談社現代新書)、内田也哉子との共著『なんで家族を続けるの?』(文春新書)、『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』(宝島社)、『脳の闇』(新潮新書)など。

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