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元妻の交際相手が「2歳の娘にひどい虐待」で逮捕…それでも、元夫に親権が戻らない“深刻な事情”

京都府2歳女児虐待事件

2023/06/27

genre : ニュース, 社会

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「『今すぐ児童相談所を使って、子どもたちと元妻を引き離してくれ』と言いました。しかし、その時の調査官から『(元妻や交際相手が虐待をしているという)証拠を集めるんだったら、面会交流にふさわしくないです』と言われました。そのとき、僕もちょっとイラッとしましたが、気持ちを抑えて『わかりました』と言いました。それで終わってしまいました」

 その後、長女への傷害容疑で交際相手が逮捕された。

今後は親権者の変更を争っていく形に

「それから行われた調停の場で、僕は調査官に『あなたの言っていたことが本当になりましたね。面会交流よりも親権者変更、子の引き渡しを申し立てた方が子どもに早く会えます』と言われました。すぐに申し立てをすると、元妻が『会いたいときにはすぐに会わせる』と言ってきたんです」

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 事件後、親子関係に変化はあったのか。

「結局、今年の3月、形式上は“よりを戻す”という流れになったんです。そして4月に調停がありました。2人は今まで調停案を別々に話し合っていました。しかし、4月の調停では同席でした。

 でも、親権者変更等を取り下げることになったのですが、その後、元妻の態度が悪くなって、『子どもに会わせない』と。さらには『一緒に住む気がない』と言うのです。そのため、今後は、親権者の変更を争っていく形になります。もうやり直すつもりはない」

家裁の調査や警察の捜査のあり方も問われる

 虐待事件に関しては、交際相手は逮捕されたものの、起訴されなかった。

「逮捕されて1週間後に釈放されています。本当に反省したかどうかわからないじゃないですか。元妻とはよりを戻したこともわかったので、子どもたちの命が危ないのではないかと思っています」

 2歳の女児に交際相手が虐待をする背景には、夫婦関係、母子関係の問題があったことを実父が証言した。これが本当であれば、当事者間の問題でもあるものの、同時に家裁の調査や警察の捜査のあり方も問われるのではないか。長女や長男が虐待されない環境を整えていく必要がある。

元妻の交際相手が「2歳の娘にひどい虐待」で逮捕…それでも、元夫に親権が戻らない“深刻な事情”

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