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「架空宝塚を再現してほしい」

――今回の本に出てくる、河村さんが空気階段の水川かたまりさんに似てると言われる……ということで、一緒に空気階段のコントを見るようになり、河村さんが水川さんではなくて、相方の鈴木もぐらさんのほうのモノマネができるようになった……というエピソードも最高でした。

かをり ニュアンスを汲み取って再現するのが得意だよね。めちゃくちゃAIっぽいと思う! だから今、学習して、それっぽい架空宝塚を再現してほしいと思って、夫に宝塚の知識をいっぱい詰め込んでいます(笑)。

拓哉 宝塚のアウトプットって、歌と踊りじゃない。出るわけないよ!

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かをり たしかに(笑)。親子で宝塚が好きな友達から、日常の「はい、了解」みたいな言葉がそのときの演目ごとに「御意に」とか「仰せのままに」とかに変わると聞いて、いいな~と思って。

©文藝春秋

クイズ番組で初共演も

――6月16日にオンエアされた『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』にご夫婦で回答者として出て、テレビ初共演もされていましたね。

かをり 収録が始まる前、結構緊張してたよね。

拓哉 QuizKnockでも僕がメインでしゃべることはあまりないので……。

かをり 普段、夫の顔を見て「濃い顔の人間だな」と思って過ごしているんですけど、ふたりで並んでいるモニターを見たら、自分も別のベクトルの濃い顔をしていたから「え~、そうなんだ!」と。

拓哉 そうだよ。濃いよ。あんまり化粧で得しない顔だよね。

かをり 化粧をすると「濃い顔に化粧を足した顔」なのに「化粧が濃い顔」になってしまうんだよ。

拓哉 11問連続正解に失敗して、賞金の300万円はとれなかったねえ。めちゃくちゃズルしてるくらいの気持ちで行ったのに、ダメでしたね(笑)。

かをり クイズ番組に答える側で出たのは久々でしたけど、勝ち逃げしたい精神が強いので、負けたままでは終われない。次に勝つまでは絶対にやりたい。また出演依頼をいただけたら、出たいですね。

©文藝春秋

――ぜひまた一緒にテレビに出てほしいです。最後に、今回の新刊をどんなふうに読んで、活用してほしいですか? 

拓哉 この本は、「会話をしたほうがいいよ」という指南書ではなくて、クイズをネタにした会話の具体例がいっぱい載っている本なので、クイズ以外にも役立てるところがあったらいいなと思っています。とはいえ、面白いクイズが100問も載っているので、読みながら「楽しい」と思っていただけたら嬉しいです。

かをり 知識って、自分の中に蓄積していくのも、もちろん楽しいんですけど、共有することによってより楽しくなるということを伝えられたらいいなと思います。

拓哉 我々は、この本を作っているとき、楽しかったです!