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ステージ上で制服を脱ぎ捨てた

——漢さんが#KTちゃんのサンプリングをしていたのが結構印象的でした。

KT 「ヤッホー両国GAMIちゃんです」と言ってくれたのは嬉しかったです(笑)。私はいわゆるステレオタイプのHIPHOPのイメージではないから、漢さんが私のことを受け入れてくれるのかなっていうのは不安だったんです。

 でも、私みたいな普通に学校に通って、家に帰ったらおいしいご飯をお母さんが作ってくれてて、寝る前にはあったかいお風呂に入ってみたいな、そんな生活をしてきた人でもこうやってラップしてもいいでしょ、っていうことを漢さんにぶつけてることができたので。すごく盛り上がったし、自分のレベルがちゃんと上がっているなと実感することができたバトルでした。

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——両国国技館での漢 a.k.a. GAMIさんとの対戦後、「今月で高校を卒業なので、今日ここで制服を脱ぎます」とステージ上でスクールシャツを脱ぎ、新たなスタートを切りました。

KT 私のそれまでのイメージは、「女子高生ラッパー」だったと思うんですけど、制服を脱ぎ捨てて、新しい#KTちゃんとして皆さんに見てもらいたいと思いました。

 今までは高校生だから多少甘く見られている部分もあったと思いますけど、これからは「一人の大人としてやっていくぞ」という覚悟もありましたね。勝てるMCになろうって。制服を脱いでからさらに勝ちたいって強く思いました。

バトル中に気をつけていることは…

——#KTちゃんは、晋平太さんを「ぺーちゃん」、呂布カルマさんを「カルちゃん」、MAKAさんを「マカマカ」と呼ばれていますが、大物ラッパーとの距離の縮め方はどのようにしているのでしょうか。

KT 何でしょうね(笑)。でも、毎回思うんですけど、皆さん私としゃべる時に、まるで娘を見るかのようなあったかい目になるんですよ。私がそういう魔法をかけちゃってるんじゃないかなって思うんですけど。

 

——なるほど。

KT でも、ほんとに毎回皆さんがいつも気さくに接してくれて、気づいたら仲良くなってるので、すごくうれしいです。

——相手をあまりディスらないのが「#KT劇場」の特徴でもあると思うんですが、バトル中に気をつけていることは何かありますか。