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「後ろ盾をなくした人を冷遇するような世界は、なくなるといいと思います」

 また、IMPACTorsの佐藤新さんに一目で惹かれたというBさんは、自身の苦い経験に重ねて、「IMP.」を見つめています。

「私は以前、仕事である部署のリーダーをしていたのですが、体調を崩して休職したときに、後任の新リーダーが“前任者が採用した人たちだから”という理由でメンバーを解雇したことがありました。部下たちは理不尽な仕打ちを涙ながらに伝えてくれましたが私にはどうしてあげることもできませんでした。

 “自分が育てた部下じゃないから”というだけの理由で人を軽んじる上司、それを許す組織ってなんでしょう。IMPACTorsが退所すると聞いたとき、あのときのメンバーたちの姿が重なり、ぎゅっと胸を締め付けられました。

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 だから、滝沢さんが頼もしい受け皿になって彼らを支えてくれると知って本当に嬉しい!  後ろ盾をなくした人を冷遇するような世界は、なくなるといいと思います」(Bさん)

ジャニーズJr.時代のIMPACTors

 IMPACTorsは滝沢さんが見出し、名付け親になったグループです。

 グループ名は「IMPACT(衝撃)+actors(役者)」に由来し、“世界にインパクトを与え、衝撃と伝説を残す存在。衝撃的な役者たちになれ”という願いが込められています。

IMPACTors時代のペンライト 筆者提供

 ネームロゴのカラーリングはIMPACTが黒、orsがピンクでしたが、これは「メンバーは全員大人なので、自分たちだけの色気や妖艶さも出せるように」「ひと色に留まらず、違う一面も出していけ」という滝沢さんの親心によるものです。

 改名したIMP.も「.」だけがピンクなので、同じ思いが引き継がれているのでしょう。

 Bさんは、IMPACTorsがTOBEに移籍したことを知り、今は大船に乗った気でいるそうです。

「キンプリの分裂は、SMAPの解散が想起されて辛くなる」

 50代男性のCさんは特にジャニーズファンではないものの、「キンプリの分裂って、SMAPの解散が想起されて辛くなります。キンプリはキラキラ感、粒揃いのルックス、バラエティ適性などはトップクラスなのに本当にもったいない」とキンプリの行く末を案じていました。

5月20日の歌番組が、King & Princeの5人で揃う最後の姿になった(NHK「Venue101」Twitterより)

「『新しい仲間』が予告されていたTOBEの生配信に誰が登場するのか、自分も興味深く見ていました。平野さん、神宮寺さんについてはシルエットが出たときから『キター!』という感じでした。BTSと同じ事務所という噂もあって気になっていましたが、私は平野さんを天性のスターだと思っているので、その彼がわかりやすい形で消えなくてよかった! とほっとしています」(Cさん)