カーリングの新シーズンがいよいよ開幕する。2022年の北京五輪では銀メダル、2023年1月にはグランドスラム初制覇を果たすなど、「ロコ・ソラーレ」は着実に実績を積み重ねている。
躍進を続けるチームでセカンドを務める“クレイジースイーパーズ”鈴木夕湖とサードを務める“知那美スマイル”吉田知那美コンビ。「ちな&ゆう」対談の後半でも、フルスロットルで今季への思いを語ってもらった。
オーロラ×シューティングスターモデルの新ユニフォーム
――ロコ・ソラーレの新ユニフォームも発表になりました。デザインテーマのひとつが「オーロラ」で、2021/22シーズンにチームで大きなオーロラを見たこともあり、お気に入りのユニフォームになったと聞きました。
鈴木夕湖(以下、鈴木) 思い出深いです。ちょうどグランドスラムでクオリファイ(プレーオフ進出)ができなくなってしまった時期だったんですよ。
吉田知那美(以下、吉田) そうそう。その前のシーズンではほぼ全部の大会でクオリファイできていたんですけれど、その年は急にできなくなってしまって。その夜もあと1勝でクオリファイというところで負けてしまって、みんなで「なんでだろう」と長いミーティングをした日で。その日の夜、せいにゃん(高田トレーナー)が「今日は(オーロラが)出そうっす」って。みんなオーロラ観測アプリを携帯に入れているんです。
鈴木 「My Aurora Forecast & Alerts」というアプリなんですけれど、現在地と共に世界地図でどの地域でオーロラを観測できるか色分けしてくれているので、わかりやすい。
吉田 その日のカルガリー上空は観測予報マックスの赤色で。それを使ってせいにゃんがずっとひとり観測部隊をしてくれていて、ずっと家(カルガリー滞在先)から(新型コロナウイルスの影響で)出られない年でしたし、あの時みんなでみたオーロラは本当に思い出深いです。
――実際に着てみてどうですか?
鈴木 写真映えするしアイス映えするし、もうお気に入りです。
吉田 うん、ちょっと発光しているように見えて、かっこいいよね。ロコ・ソラーレはみんな30歳を超えたチームだけれど、アイスの上ではまだまだ爆発できるように。そんなイメージをアートディレクターの高山慶太さんにお伝えしました。その結果、シックな黒と、美しく強く柔らかい光を放つ夜空のオーロラを素晴らしく表現してくれて。本当にありがとうございます。
「選手とお揃い」にこだわったレプリカTシャツをぜひ
――今回、ファンからの希望もあって同じデザインのものを販売すると聞きました。
吉田 レプリカTシャツなどをMIZUNOさんが限定販売(※9)してくれるそうです。
※9:MIZUNOオンラインの特設ショップにて7月24日まで限定発売中。「選手とお揃い」にこだわり、同じ工場で製造される。
鈴木 誰が着ても似合いそうなデザインなので、すごいオススメ。
吉田 逆に「似合わない人はいるのか」っていうくらい。
鈴木 うん、似合わない人がレアすぎて、似合わない選手権やりたいくらいだ。