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60年以上前、オープンしたときの“ウリ”は…
そうしたリニューアルもあってか、最近の大磯ロングビーチの利用者は7~8割ほどがファミリー層なのだとか。2012年には子ども向けのウォータースライダーを新設したり、定期的にちびっこ水泳大会を開催したり、子どもたちが楽しめる仕掛けにも力を入れてきた。
「どうしてもプールだけですと、夏限定のレジャーというイメージになってしまいます。そこで、オールシーズン楽しめるリゾートにしたい。
もちろん、いまでも夏休みに入ると若い人たちを含めて大磯ロングビーチはたいへん賑わいます。ただ、単にプールだから行くというよりは、スポーツリゾートとして楽しんでもらえるように、これからもしていきたいですね」(岡澤さん)
大磯ロングビーチの歴史は長い。オープンしたのはなんと1957年だ。つまり、もう60年以上の歴史がある。いまは一周500mの流れるプールだが、当時は全長100mの文字通りのロングプールがウリだったという。
そして、大磯ロングビーチオープンに先駆けて、1953年には大磯ロングビーチホテルが開業している。洋室12室の小規模なリゾートホテルで、これが大磯プリンスホテルに発展していった。