「宮藤官九郎さん脚本の劇団☆新感線の舞台を、映画のプロデューサーが見て、『この子がバケツだ!』と出演オファーしてくださったんです。この舞台で共演していた紘毅(ひろき)さんとの漫才みたいな掛け合いも良かったらしい」
演歌歌手の徳永ゆうきさんが、初の映画主演を果たす。知的障害を持つ中学生“バケツ”の役。ダブル主演の紘毅さん演じる養護教諭との友情を描いた心温まる物語だ。
「僕の実年齢は23歳。もとからフケ顔で、40代に見られることもあるんですよ。それが15歳の役が務まるのかと最初は戸惑いました」
徳永さんがパンツ一丁になる印象的なシーンも。
「裸は正直、恥ずかしかったです。でも監督をはじめスタッフは年配の方が多かったので、居心地が良く、撮影中もみんなに笑ってもらえたのがよかったです」
祖父母に育てられた演歌歌手とあって、これまでは熟年層からの応援が多かった。
「最近は、若い方がコンサートに来てくれるようになったんです。女子高生や女子大生が親子で。もともと人見知りだから、年上の方のほうが落ち着くんですけどね(笑)」
5月には山田洋次監督の『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』の公開も控える。
INFORMATION
映画『バケツと僕!』
公開中
http://baketsu.ayapro.ne.jp/