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鷹村 タイのイオンにあったからです(笑)。日本語コーナーにたまたま置いてあって。本を読んだことで、心の持ちようがちょっと変わってきましたね。

 たとえば家の中だけが自分の世界だったら、お姑さんから嫌味なことを言われたりすると、それが心の中で100になってしまう。でも、仕事に行ったり、誰かに会ったりすると、嫌なことが心の中の100分の10とか、割合が減っていく。自分の世界を広く持つと、嫌なことも分散されると思うんです。

「無期迷途」のゾーヤ姿の鷹村さん(写真:撮影:くうたさん)

──大事なことですね。

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鷹村 コップに赤いインクを1滴垂らしたら真っ赤に染まるじゃないですか。でもお風呂場に1滴インクを垂らしても薄く染まるだけだし、海に垂らしたらもう全然わからない。だから、心を海みたいにしたいな、と。なるべくいろんな世界を見るようにしています。

夢は50歳で「リサリサ先生のコスプレ」

──素敵です。この先やってみたいコスプレや目標はありますか?

鷹村 50歳で「ジョジョ」のリサリサ先生をやるというのはひとつの目標です。リアル50歳でやる。

──なぜリサリサ先生なんですか?

鷹村 かっこいいじゃないですか。見た目が強くて、かっこいい大人の女性というのは昔からずっと好きで。

鷹村さんお気入りの帯。大好きなベヨネッタの「銃の模様」を刺繍している ©杉山拓也/文藝春秋 
「夢は50歳でリサリサのコスプレ」©杉山拓也/文藝春秋

──強くてかっこいいキャラが好きになるきっかけはあったんですか?

鷹村 子供のときに、「このキャラすごい惹かれる」って思ったのが「魔女っ子メグちゃん」のノンちゃん。そこに私の好きな要素がすごく入ってるんです。ビジュアルがすごく好きで。

 ゆくゆくはモデルさんで、カルメン・デロリフィチェって方がいるんですが、92歳で現役のモデルをやってるんです。魔女みたいじゃないですか。

──すごいですね!

鷹村 おばあちゃんになったら、「ブラックラグーン」のヨランダのコスプレをしたいです。片手でマグナムを撃つんですけど(笑)。年齢を重ねてもコスプレを楽しんでいたいなって思いますね。