鷹村 最近だと皆さんプチ整形も含めて結構いろいろされてるイメージなので、昔に比べたらだいぶネガティブなイメージはなくなったかな、と思いますね。うちも娘が、もし「二重整形したい」と言ったら「良いよ」って言うと思います。
自分に自信がつくなら、なんでも良いんじゃないかなって。今は結構消えちゃったんですが、私、眉毛もアートメイクしてるんです。朝、楽になりましたね。だから、マツエクと同じ感覚ですね。時短になるし。
──ちなみに、今お子さんは今おいくつですか?
鷹村 高1と中1ですね。2人とも女の子です。
──お子さんは鷹村さんのコスプレについて、どんなふうに言ってるんですか?
鷹村 「ママはコスプレ好きだね」と(笑)。あとは、子供のほうが実はシビアだったりして。
昔「ONE PIECE」のハンコックのコスプレで、チャイナ衣装を作ってたんですけど、ドクロがついてるんですよ。それも「その位置じゃないよね」「その形、ちょっと……」とか(笑)。いいアドバイスくれますね。
コンプレックスから解放された理由
──外見にコンプレックスもある、ということでしたが、自分に自信が持てるようになったきっかけはありますか?
鷹村 2015年に、夫の転勤に帯同してタイに住んだんですが、その時の経験が大きいですね。タイ人の人たちって性別が20ぐらいあるんですよね。
──20というのは?
鷹村 たとえば、同じ“女性が好きな女性”でも、見た目が女性っぽい女性が好きとか、男性っぽい女性が好きとか、そういう組み合わせがたくさんあって。みんな自由で偏見がないんです。
私が住んでいたのはサービスアパートといって、ホテルに住んでいたんですけど、そこのレストランのウエイターさんは見た目どう見てもヒゲの生えた男性で。おネエ言葉で「私がここで一番人気よ」みたいな。
──いいですね。
鷹村 あと、タイで本をいっぱい読んだんです。『嫌われる勇気』とか、ナポレオン・ヒルの本とか。読んでいるうちに、最終的には自分の気持ち次第なんだ、と。だから、見た目どうこうよりも、まずは自分の心を広く持とうって思うようになりましたね。
──なぜタイでそういった本を?