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──鷹村さんのコスプレ写真を見てれば、二次元を三次元にしようとするこだわりが見て取れますよね。

鷹村 ありがとうございます。私は同じコスプレイヤーだけど、ジャンルが違うと思っていて。たとえば音楽が好きで歌を歌いたいという人の中には、みんなでわいわいカラオケでやろうぜっていう人もいれば、ドーム目指そうぜって人もいる。

 どの趣味もそうなんですけど、いろんな人たちがいるので。その中で一般の人たちには、もしかしたらエッチなコスプレのほうがメジャーに思われてるのかな、と。

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──実際にコスプレをしていて怖い思いをしたことはありますか?

鷹村 私は昔から強い女性のコスプレばっかりやってたので、あんまり変な人が来なかったけど、萌え系とか、かわいい系のコスプレする人は、いろいろあるっていうのは聞きますね。

「学生時代はただのイモなオタクでした」

──鷹村さんは女性ファンも多そうですが、学生時代も男女問わずファンがいたりしたんですか?

鷹村 ないないない! ただのイモなオタクでした。

「イモなオタク。カースト底辺でした」©杉山拓也/文藝春秋

──スクールカーストでは?

鷹村 もう底辺です。陽キャの「ウエーイ」っていう人たちを、横目で「へえ~」って見てた感じの子(笑)。

──今は人から見られることも多いと思いますが、見た目にコンプレックスはなかったんですか?

鷹村 いや、コンプレックスだらけですよ。顔がでかいところとか。娘は顔が小さいのでうらやましくって。

──全然そうは見えないです。それは日々のトレーニングで?

鷹村 いや~、もう今はアプリでいかようにも加工できるので。だから50代でも60代でも、何歳でもコスプレができます。

「呪術廻戦」の禪院真希姿の鷹村さん(撮影:ぽんたさん)

──見た目のコンプレックスを解消するために、美容整形する人もいます。鷹村さんも二重整形を公表されていますよね。

鷹村 そうですね。今までずっと二重テープを使ってたんですけど、だんだん皮膚が弱くなってかぶれたりして。

 それで、美容整形の受付をやっていた知り合いに相談したら「そんなのすぐ整形しなよ。埋没法なんて折り目つけるぐらいだよ。整形のうちに入らない」みたいに言われて。実際に二重整形したら本当に朝が楽で。テープを貼らなくて良いし。

──一方で、整形にネガティブなイメージを持つ人もいます。