文化学園大学って、いい意味でわけわかんないファッションしてる人がいっぱいいるんですよ。服じゃないものを服にしてる、みたいな。もう目立ったもん勝ち状態で、それが逆にいいとされていて。目立つ子は人気者だったから、私も「え、ヤバい。いちばん目立ちたい!」ってなって、どんどんエスカレートしていったんですよ。
ガラクタをあちこちにメッチャ付けて派手、みたいな。そこからさらにレベルアップして、いまは自分のなかでファッションがまとまった気がするんですよ。
大学を中退してキャバ嬢に
ーー大学を2年でやめてしまったのは、なぜですか?
サニバニ お金を稼ぐことに力を入れたくて。私、18歳からキャバ嬢を始めてたんです。シンプルにお金が欲しくて、海外に住みたいとか将来の夢のために貯金したかったんです。なにをするにしても、お金は自分の欲求を叶えるために必要だから、キャバやりたいってずっと思ってて。高校の卒業式が終わって、卒業アルバムと卒業証書を持ったまま面接に行きました。
さすがにいきなり歌舞伎町、六本木は怖いから、最初は池袋。池袋の次は高円寺に行って、その後に歌舞伎町、その後に六本木、ここ2年ぐらい歌舞伎町でやってます。
ーーキャバクラでは、今のような格好を?
サニバニ これで店に出たら、ドン引きどころじゃないからメイクやファッションは変えています。それでも最初の頃は、メッチャ金髪でしたけど。これが普段の姿で、キャバ嬢は仮の姿ですね。キャバでは、盛り上げるキャラでずっと通してます。
お母さんがお父さんにチクって絶縁
ーーお父さんは、キャバクラで働かれていることを知っているのですか。
サニバニ お父さんには、2年半前に知られました。ある日、お父さんからいきなりTikTokのリンクが送られてきて「なんだろう?」って見てみたら、私がクラブでメッチャケツ振ってたり、ポールダンスで回りまくってる動画で「ヤバい。エッ?」と思って。TikTokにキャバ嬢やってることも載せてたから、一発でいろんなことがバレて。
お父さんからメッチャ電話も来たけど、怖すぎて出られなくて。ガチでワンチャン刺されるって本気で思って「え、ヤバい。どうしよう。いますぐ家を出なきゃ」って、とりあえず固まってました。もうパニクりすぎて「家でなきゃいけないけど、お金ない。どうしよう」って取り乱して。
ーーでも、お母さんがすこしは味方してくれたのでは。