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できるビジネスパーソンがやっている、運気を上げる「5つの法則」

できるビジネスパーソンがやっている、運気を上げる「5つの法則」

元銀座クラブホステスが教える

2018/03/31
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3 気のプレゼントをマメにする

 気のプレゼントって、ものと違ってお金がかからないのが最大の利点。あげてもあげても減らないし、逆に運がまわって貯金が貯まりすぎなくらいの効果を出してくれますから。簡単に言えば、「人を褒める」ことなんですが、褒め慣れてない人だと意外にこれが難しい。いきなり男の人が職場のOLの容姿を褒めたりしたら、ともするとセクハラにもなりかねず、かえってマイナス。

 そんなときは無理して褒めようとせず、明るい話題を出すように努めてみてください。ちょっとしたことでいいんです。「今日良かったですね、晴れて」「羽生くんの演技すごかったですよね~」「今日の社食、〇〇さんの好きなカツカレー出てましたよ」とか、日々の中で自分が感じたさりげない喜びを相手と共有するんです。それが立派な気のプレゼントになります。慣れてきたらもう一歩進んで、「そのメガネ似合いますね」とか「あ、髪切りましたね」とか、相手へのちょっとした関心を投げかけてもいいでしょう。

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 もっと簡単なのが挨拶。そもそも挨拶を自分からできない人は、「気で負けている」。猫同士の挨拶って下の立場の猫からするそうですが、人間の場合、挨拶されたほうが心を開くから、じつは先に言ったもの勝ち。爽やかに笑顔で挨拶すれば、言われたほうはちょっと胸襟を開きます。つまり、自分から声をかけることは気の先手をとることになり、気持ちのいい言霊を先に投げることが、自分で世の中を動かす力になる。人を動かす力になるんです。気のプレゼントの第一歩は「挨拶から」。

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 あと職場でのコミュニケーションのみならず、たとえば請求書を送るときにも、無味乾燥に請求書だけ入れず、ミニ便箋に一言添えるとか、書類を不在の人の机に置くときに付箋メモをつけるとか、こうした小さな気配りこそが仕事の運気をあげてくれます。人間関係の潤滑油にもなるし、気のプレゼントは善行マイルのようにどんどんポイントが溜まって、強運を呼び込むことになるんです。