5 「憑かれ」をためない
スピリチュアル的には、「疲れ」=「憑かれ」です。身体がどよーんと疲れ切っているっていうのは、悪いものに取り憑かれている状態なんですね。他人の邪気も呼び込みやすい。銀座でいろんな方を拝見してきて、やっぱり捕まる方や社会的に落ちていく方にはある傾向があって、その最初の徴候が疲れなんです。接待でお客さんがいるのに、気づいたらその人だけがこっくりこっくり寝てるとか。特に銀座は気の浮き沈みが極端。ものすごく気のスケールが大きい人も入り乱れる街だから、転落していくときの差が激しいんですよね。だから、わたくし、ある時期「好みの人は?」と聞かれると、「捕まらないのが第一条件」とお答えしてたくらい(笑)。強運をねらうみなさまには、くれぐれも遵法精神をお願いしたいところでございます。
まあ一般のサラリーマンは別に破産や逮捕などとは関係ないかもしれませんが、憑かれは大厄を呼び寄せます。疲れの芽は日々つぶす心がけが肝心。心身によい気がめぐっていると、若い子のお肌が水をはじくように、邪気をはじいてくれます。そんな方はご老人でも気力がみなぎって入れ歯もピカピカですよ。でも気が弱って疲れていると、自分に邪気を祓うバリア機能がないから、しわしわのお肌が水を吸うごとく悪い気を吸い込みます。むしろ邪気であればあるほど吸い込む。
バリア機能を回復するためには、何より睡眠が大事。睡眠は最高のスピリチュアルタイムでもあるので、気の充電をしやすいお部屋づくりや、深い睡眠のこつは、わたくしの初の著書『元銀座ホステスが教える 強運!美女になる方法』をご覧くださいね。朝の満員電車で疲れなくなる、とっておきの方法も書かせていただきました。目覚めのいい朝を迎える日々の積み重ねこそ、仕事のパフォーマンスは向上しますし、人生そのものの運気があがります。
あと、マッサージは元気な人にもんでもらいましょう。マッサージは相性がすごく大事で、自分にとってゴッドハンドの人もいれば、逆に触れられることで調子が悪くなってしまう人もいます。清潔感があって優しい人を見つけていきつけの店をつくっておくのがベストです。
日中、いやなことがあったら、仕事のストレスや人間関係の煩わしさにとり憑かれないよう、深く息を吐ききってください。邪気を吐き出して自分がクリーンに浄化されるイメージをもってゆったり呼吸しましょう。とにかく気持ちよくすごす、嫌な気持ちにならずにすむようにする。アスリートがリラックスしていると高い集中力で試合に臨むことができるように、人は気楽にしているときほど仕事のパフォーマンスも高い。居心地の悪い椅子よりもいい椅子に座って、嫌いな人でもなるべく自分の味方になってくれるよう気のプレゼントをこまめにして、自分にとって居心地のいい環境をつくりましょう。仕事の運も、人生の運も、必ず自分で変えていけますから。
―――
藤島佑雪(ふじしま・ゆうせつ)
開運アドバイザー&占い師。銀座クラブホステスを経て、『GQ JAPAN』WEBサイトにて2011年春より2017年春まで6年間、「藤島佑雪のお悩み相談室」を執筆。現在はWEBサイト『食ベログマガジン』で「開運!氣になるレストラン」、『VOGUE JAPAN』WEBサイトにて「元ホステス・藤島佑雪が教える開運↑美女になる方法」を連載中。他に、資生堂『Beauty & Co. 』や『GQ JAPAN』WEBサイト等でタロット占いの原稿など多数執筆。新著『元銀座ホステスが教える 強運!美女になる方法』(藤島佑雪 著)。