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未婚アラサー男女の4割は「性交経験ナシ」!? “未婚率”が上昇している日本でパートナーを選ぶうえでの“意外に大事な発想”とは

2023/09/22
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 2015年、私は『恋愛しない若者たち』(ディスカヴァー携書)を書きました。当時の20代(多くが現30代)の若者が「なぜ恋愛しないのか」を、多方面から探る本でしたが、執筆段階でもっとも衝撃的だったのは、恋人以外と「体だけの関係」を結ぶ、いわゆる「セフレ(セックスフレンド)」をもつ男女が、予想以上に多かったことです。

 出版にあたり、20代の男女600人に定量調査を実施したところ、「(一夜限りも含め)交際相手以外の異性とセックス経験がある」と答えた独身者が、男性で約40%、女性ではなんと約43%にものぼりました。

調査協力:クロス・マーケティング

3人に1人程度が「セフレあり」

 実は、この調査には前段がありました。女性ファッション誌『anan』(マガジンハウス)による調査(11年)で、「彼氏や夫以外に、セックスする相手(セフレ)がいる」と答えた女性(おもに20~30代前半)が、およそ7人に1人(約14%)にのぼっていたのです。

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写真はイメージ ©️AFLO

 この結果を見て、当時私は、弊社(有限会社インフィニティ)の女性スタッフらと「この回答割合、高すぎるよね」と茶化していました。失礼ながら、内心では「さすが、毎年セックス特集が人気の『anan』というだけのことはある」と思い込んでもいました。

 まさか、自分たちの調査でそれを上回る結果が出るとは、夢にも思わなかったのです。のちに同年代女性へのインタビュー調査も行いましたが、そのときも3人に1人程度が「セフレあり」の印象でした。

 あれから10年弱が経ちますが、性を巡って「変わったこと」と「変わらないこと」があると感じます。

 まずは「変わったこと」です。