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文春オンライン、週刊文春の“別班”が総力を結集して謎に迫る『VIVANT』を120%楽しむ!

《ドラマ特需で連日大盛況》埼玉のベーグル屋『VIVANT』に潜入調査! 2200個が完売した“乃木憂助みたいな二面性のあるベーグル”ってなんだ?

《ドラマ特需で連日大盛況》埼玉のベーグル屋『VIVANT』に潜入調査! 2200個が完売した“乃木憂助みたいな二面性のあるベーグル”ってなんだ?

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : エンタメ, 芸能, テレビ・ラジオ

note

「ドラマ前から300個が完売するなどしていましたが、ドラマが始まって以降はそれ以上の客足です。現在は8時オープンで、平日は500個弱、土曜日はその倍の数のベーグルを焼いています。ありがたいことに、午前中で完売してしまうことも多くあるんです。」(同前)

連日開店前から行列ができるという

店名「VIVANT」の由来は

 パン教室に通ってその面白さに熱中した万美子さんが寿美子さんを誘い、趣味でパンを焼き始めたのは今から20年以上前のこと。そして2人は2002年にパン教室『VIVANT』を始めた。

 寿美子さんが言う。

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「格好いい名前にしたかったんです。パンだからやっぱり、パリ。フランス語がいいなと思い、図書館で辞書を借りてきて良い単語を探したんです。そこで『VIVANT』を見つけました。格好いいでしょ? 2人で『これだー!』って決めました。

「VIVANT」は住宅街の一角に佇む

 意味もすごく良いんです。『人生を楽しむ』。まさにパン教室に通ってくれる人にそうして欲しかった。『いきいきとした』『活発な』という意味もあって、焼き上がるパンに『元気に発酵して!』という思いも込めています」

 2004年にはパン教室に加えてベーグルショップも開店。2006年12月に現在の場所に移転してきた。化学調味料を使用しない天然酵母を使用して作った生地を1~2日、時間をかけて低温発酵させて熟成。うまみが広がった生地に、様々な旬の食材をトッピングして、瞬く間に人気店となった。

 卵やバターを使っていないため、高齢者も胸焼けしないで食べられるといい、連日のように老若男女が店頭に列をなしている。ベーグルの種類も常時約80種類もあり、定番人気商品は『ブルーベリー&クリームチーズ』や『明太もちチーズ』など。

80種類以上もあるという(店舗提供)

 旬の食材も取り入れており、現在は秋メニューの『紅いもあん&もち』などが店頭に並んでいる。『唐揚げ弁当』(唐揚げ、きんぴらゴボウ、だし巻き卵)といった変わり種もある。“お手頃価格”も人気のポイントで、プレーンは220円、具材が入ったボリューミーなベーグルも330円だ。

焼きたてが楽しめる(店舗提供)

「見てるよ!」「絶対見なくちゃだよ!」

 2人がベーグルを焼くために起きるのは毎朝3時。忙しくも充実した日々を送っていた今夏、『VIVANT』の放送がスタートし、さらに多忙に。姉妹にドラマを観ているか尋ねると……。

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