松本 あと、南北朝時代に独孤三姉妹というのがいたんだけど、この話も面白い。
――『独孤伽羅~皇后の願い~』。独孤般若、独孤曼陀、独孤伽羅の。
松本 そうそう。独孤家の美人三姉妹の話。「独孤を得たものが天下をとる」という予言があって、娘たちが狙われるんだけど、それを生き抜き、3人とも嫁いで皇后になる。長女が北周の皇后で、次女が死後に唐の皇后に追尊、三女が隋の初代皇帝の皇后。『宋家の三姉妹』どころの話じゃないよ。嫁いで国ができちゃうんだもの。日本が一生懸命「遣隋使」や「遣唐使」を送っていた頃に。
『世界の中心で、愛をさけぶ』の頃から綾瀬はるかの大ファン
――ちなみに、「三国志」のドラマも数多くあるんですが、それはどうですか?
松本 僕が観たのは『三国志 Three Kingdoms』。曹操をイカつい顔の俳優(チェン・ジェンビン)がやってるやつ。ただ、途中で飽きる。だって95話あるんだもん(笑)。ホント、中国の歴史ものって60話70話は当たり前。途中で飽きてなかなか最後までたどり着けないんだ(笑)。
――そんな、投げ出さないでくださいよ(笑)。
松本 ほかに面白そうなドラマがいっぱいあるから目移りしちゃう。でも、それでいいと僕は思ってて。半分までいったら最後まで観たと思っていいんだ(笑)。
松本 ちょっと変わった毛色でいうと、『慶余年~麒麟児、現る~』。現代に生きる大学生が乱世の時代に転生する話で、ヒロインを演じたリー・チンがすごくいい。彼女は『狼殿下-Fate of Love-』でもヒロインを演じてるんだけど、中国の綾瀬はるかですね(笑)。顎がちょっと似てるんだ。
――松本さん、綾瀬はるか推しですもんね、ずっと。
松本 『世界の中心で、愛をさけぶ』の頃から(笑)。でね、『狼殿下』もすごく面白いんだ。狼に育てられた主人公が皇子になって、というファンタジー時代劇で、リー・チンもいいが、狼殿下のダレン・ワンがすごくいい。彼、漢字だと王大陸って書く。
シン・ジーレイが出てたら自動的に観ちゃう
――すごい名前。
松本 名前が大きい(笑)。
あと、脇で出てくるシン・ジーレイもいいのよ。
――『如懿伝』でも悪女を演じていたシン・ジーレイ。
松本 こういう女優って日本にいないんだ。あどけない感じだけど、目がキリッとしていて視線が強い。