1ページ目から読む
2/3ページ目

男性みんなが好きな「ぽっちゃり」体型を意識

──今年3月に出演された「あちこちオードリー」(テレビ東京系)でも、オードリーの若林さんが「磯山さんが思っている以上に、磯山さんの身体、男たち好きだからね」と絶賛していました。バラエティーなどで共演される方は、磯山さんの体をみんな好きだって公言されますね。

磯山 言ってくれますね。「ホッとする」とか「雰囲気含めて丸みがある」とか、言ってくださってすごくありがたいです。そうやって言われる方も少ないと思うので。

──“ぽっちゃり”って太ってるわけでもなく、痩せてるわけでもない、絶妙なバランスだと思うのですが、磯山さんはそのイメージにぴったりなんですよね。

ADVERTISEMENT

磯山 男性が思うぽっちゃりですよね。グラビアアイドルとしてはそういう体作りをしてきました。やっぱり抱き……この時代だと、言いにくいですね。難しいんですけど、柔らかそう、マシュマロとか、安心する感じがベースだと思って、ずっとやっています。

©山元茂樹/文藝春秋

──今回作でカメラマンを務めた松田忠雄さんとは2009年の写真集「yes no」でもタッグを組んでいますね。当時の磯山さんはダイエット企画をされた後で今とは全く雰囲気が違う。別人のようです。

磯山 あの作品は痩せた後で、髪の毛もボブにして、ちょっとギャルっぽくしていたんですよ。 それに当時はあまり私が意見を出せなかったっていうところもあって、自分を100パーセント表現できていなかったんですよね。すごくいい作品なんですけれど。

──2009年当時は今よりどれぐらい痩せていらっしゃったんですか。

磯山 あれは二の腕、下腹、ヒップ、太もものサイズから合計でマイナス30センチ痩せるという企画で、だから体重的には3キロぐらいしか痩せてないんですよ。あんなに必死にやったのに。

 ただ痩せたことで当時はファンの方に「すぐ戻せ」って言われて。ダイエット直後からずっと言われて、トラウマになりましたね(笑)。

写真集「yes no」(2009)講談社

──相撲取り以外で、人ってそんなに太れと言われることがあるんですね。

磯山 体重は3キロしか変わってないんですけど、見た目がマイナス30センチなので。顔もそうですけど、腰回りも変化していて本当に「体重を今すぐ戻せ」「なんでこんなことしたんだ」とか言われました。

 私自身、納得いかずにダイエットをやっていました。「ファンの方はやっぱり柔らかい磯山が好きなので、痩せちゃうと違うと思うんですよね」と。「ただダイエットをやるならやるで、頑張ります」って言って一生懸命やりましたけど、その後に批判がきて、やっぱりなっていう。

 でも、あれはあれで楽しかったです。当時は自分でも「良い体してるじゃん」と思っていたし、ファンの方が私に何を望んでるかもわかったので。それはありがたかったです。