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23年間、芸能界で活躍し続けている理由

──その後もずっとバラエティーで活躍されています。2022年の「週刊さんまとマツコ」(TBS)では島崎和歌子さんと並び、2大バラドルとして取り上げられました。

磯山 いやいや実際は並んでないんですけど、でもありがたいです。

 島崎さんも井森美幸先輩もそうですけれど、バラエティー番組で長年活躍されている先輩はずっと変わらず綺麗で、ずっと上品でいてくれています。そういう先輩がいて、こういうバラドルという道、やり方があると示してくれたのでありがたいです。

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©山元茂樹/文藝春秋

──磯山さんはこれまで23年間、途切れず芸能界で活躍されています。その理由についてご自身ではどう考えていますか。

磯山 ブレイクしなかったことが大きかったと思います。一度パーンと売れちゃうと、そこから下がってしまったときにプライドが邪魔をしてもっと落ちていくこともあります。実際、そういう人もいっぱい見てきました。

 私自身はやっぱり求めていただける環境、その期待にどう応えるかをどの仕事でも考えてやってきているかもしれないです。

──でも売れたいという時期も当然あったわけですよね。

磯山 あっ、でも売れたいって思ったことはないかもしれないです。そんな考えだからブレイクしなかったっていうのがあって。でも私としてはだからこそ今も芸能界にいられると思うんです。

 人によって売れている、売れていないの感覚が違いますが、私自身はブレイクしなかったという感覚で生きているんです。それでも芸能界にい続けられるのは、周りの人のおかげ。そこだけは大事にしようと感謝して過ごしてるから今もいられるのかなとは思います。

──23日には40歳の誕生日を迎えますが、そのスタンスは変わらない。

磯山 そうですね。変わらずです。今までは求められることに対して応えるというのを100パーセントやってきたんですけど、 40代はもう少し自分を労りながら、自分自身に何がやりたいか聞いてあげて、そちらを中心に、プライベートや仕事をやっていけたらとは思っています。

10月20日発売の写真集「and more」より

リアルな一対一での恋愛は本当に難しい

──プライベートのお話が出ましたが、最近は恋愛迷子だと話されていますね。

磯山 そうそう、そんな感じです(笑)。年を重ねれば重ねるほど、恋愛に踏み出す一歩が大変になってきちゃうけれど、でも動かないと始まらないので、昔よりは動くようになりました。けれど、そういう機会はほぼないですね。だから、もうちょっと20代でいっぱい恋愛をしてればよかったなっていうのはあります。今振り返ると、真面目に生きてきちゃったから。あはは。

──恋愛までいかなくともかっこいいなとか憧れの対象みたいな人は今いらっしゃったりはしないですか。