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磯山 俳優さんとかアイドルとか「この人かっこいいな」という方は日々見つけるようにはしています。今日でいうと大沢たかおさん。取材前に大沢たかおさんの写真をラジオのスタッフさんとみんなで見たんですけど「やっぱりかっこいいよね」とずっと喋っていて。

 年を重ねれば重ねるほど「めちゃくちゃかっこよくない?」って思ってきて。大人になってピーマンを食べられるようになったとか、そういう感じです(笑)。

 また明日には違う推しが出るかもしれないんですけど、それがすごく楽しいですね。 逆にいざリアルな一対一での恋愛となると、ほんと難しいなって思っちゃいます。

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©山元茂樹/文藝春秋

──ここ数年で一目惚れというか、いいなという方はいらっしゃいましたか。

磯山 一目惚れとかはないですね。人を素直に見られなくなったというか「好きー!かっこいい!イエーイ」みたいなのは年を重ねてなくなっちゃいましたね。

 年を重ねると相手をすごく見ちゃうんですよね。まず、会話のラリーができるかとか。ラリーができるだけで、割といいんですけれど。

──磯山さん自体がすごいトークが上手だから、よっぽどの悪送球でもない限りはラリーはできるんじゃないんですか。

磯山 仕事だとできるんですけど、プライベートだと難しいんですよね。緊張しちゃって。いざそういう人とかになると、ほんとに迷子になりますね。

恋愛という楽しみは必要だなと思う

──現状の生活に満足しているので、恋愛はそこまで必要ないのかもしれないですね。逆にそう考えると、またどんどん遠のいてしまうジレンマもありますが。

磯山 そうなんですよね。やっぱり1人で楽しむこともできるんで、そういうところはすごくあって。

 でも恋愛しつつ、自分のことを楽しく生きてる先輩とかを見ていると、恋愛という楽しみは必要だなと思ってます。結婚しているとか、していないとかは関係なく、恋愛はやっぱり素敵なことだし、雰囲気にも影響したりもするので、大事にしたいなって思ってます。

©山元茂樹/文藝春秋

──今年主演された映画「愛のこむらがえり」の取材の中で結婚にはこだわりがなくなってきたとお話しされていましたね。令和の今、その考えは正しいなと思います。

磯山 そうですよね。そういう時代になってきたというのも、すごくラッキーだなとは思います。でも、家族を作れるんだったら、機会があるんだったら作りたいなというのは、ちょっと考えています。