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みんなの気持ちが一気に上がった、白いビキニとシャツの写真

──特に見てほしいシーン、衣装はありますか。

磯山 ホテルの部屋で撮った写真は、写真集でぜひ確認していただきたいです。海でははしゃぎながら撮ったので、そこは素の感じです。

 この白いビキニとシャツの写真は一番最初に撮った写真なんですが、朝ですごく光が綺麗にさしていて。この写真が撮れた時にみんなの気持ちが一気に上がって「この写真集いける」と確信できたようなカットでした。すごく特別なカットになりました。

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10月20日発売の写真集「and more」より

──シャボン玉を使ったグラビアはザ・アイドルという感じですね。40歳を迎える年齢ではなかなかできない写真です。若干照れとかはないんですか。

磯山 もう全然。シャボン玉はデビュー当時はよくやっていて、今回も掃除が大変でしたけど、楽しかったですね。撮影中は恥ずかしさなんて一切ないです。別人格じゃないですけど、もう楽しくてしょうがないです。

熊田曜子は「すごい」「励みになる」

──同年代でグラビアをやられている熊田曜子さんとはまた違った方向のグラビアをやられていて対照的で面白いですね。熊田さんはどんどん攻め攻めな内容になっています。

磯山 曜ちゃんはすごいです。攻め攻めだけど、曜ちゃんはそれを嫌でやっているわけでは全くないし、 熊田曜子の表現が100パーセント出ていて素晴らしいと思います。

──熊田さん、着ているビキニがだいたいゴールドかシルバーですもんね。

磯山 そうそう(笑)。出産を経てのあの体つきって凄いと思う。周りを励ますこともできるじゃないですか。そういうところは曜ちゃんの良さがすごく出ていて、私も励みになります。だって同年代でグラビアをやっている人が周りに全然いないですもん。

──たしかに磯山さんと同じくらいに活躍したグラドルで今もグラビアを続けているのは熊田さんぐらいですね。

磯山 そうなんですよ。曜ちゃんは1回グラビアをやめて、結婚して、もう1回戻ってきてくれたんで。

 曜ちゃんのグラビアは見たくなるというか、これは見なきゃなと思わせる。でもそれが彼女のキャラクターでもあり、そこがブレないんですよね。あれはすごいと思います。尊敬します、曜ちゃんのことは。

©山元茂樹/文藝春秋

──逆に磯山さんのファンは露出には非常に厳しいですよね。

磯山 厳しいです。露出しすぎてもちょっと言われたりします。 写真集だからこそ露出というのもあると思うんですけど、そこは制作するスタッフさんも認知してくださっていて、今までの写真集も露出はそこまで。私のファンは不思議な方たちだなって思います。

──磯山さんご自身的にはどう思われているんですか。そのままでいいというのは安心する一方で、我を出したい、もう少し攻めたいなという思いは湧いてきませんか。

磯山 それはないです。写真集とかグラビアって、見てくださる方のためにやっているので。女性のカメラマンさんに撮影してもらうときも「おしゃれすぎないようにしてください」ということはずっと言ってます。見ている人を置いていかないことが一番なので。その中で私なりに表現できるものは表現するという感じですね。やっぱり私だけで作ってるわけじゃないので。