ただ、新幹線もぜんぶがぜんぶ停まるわけではなく、だいたい1時間に1本しか停まらない。これを不便と見るべきか、それともそんなものでしょうと見るべきか。JR宇都宮線では大宮駅から小山駅まで約50分である。
さっそく外に出よう。堂々たる駅前広場のバス乗り場には何やら行列が…
高架ホームの新幹線、その真下に在来線の地上ホームがあるという、よくあるような構造をしている小山駅。新幹線の改札と在来線の改札と、改札を2度抜けると、駅ビルを東西に貫く自由通路だ。
自由通路沿いにはいくつかのファーストフード店が並び、改札の向かいには駅ビルのVAL小山のエントランス。このあたりも、まるでよくある地方都市のターミナル、といった雰囲気である。
さっそく外に出よう。小山の町の中心は、駅の西側に広がっている。17万都市の駅前らしく、駅ビルの正面には堂々たる駅前広場。その一角のバス乗り場には何やら長い列ができている。並んでいる若人に聞いてみれば、ハーヴェストウォークという商業施設に向かうバスらしい。
で、このハーヴェストウォーク、かの小山ゆうえんちの跡地にできた施設。いまでもメリーゴーランドが残っていたりして、ゆうえんち時代の面影をほんのりと残しているのだとか。
それはさておき、ハーヴェストウォークに向かうバスもやってくる小山駅前。まっすぐに西に延びる目抜き通りが小山の町の東西の軸になっているのだろう。広場の傍らにはドン・キホーテが異様な存在感を見せつつそびえ立つ。
もともとはイズミヤというスーパーマーケットが入って1994年にオープンした駅前ビルで、イズミヤが2015年に撤退してドン・キホーテになった。
別にドン・キホーテが悪いわけではないが、駅前という超一等地にあるというのはなかなか珍しい。ほかに北関東では太田という東武鉄道のターミナルの正面にドン・キホーテがあった。
