X氏、南氏はどう答えるか
南氏が明かした安倍元首相銃撃事件の際の「うれしそうだね」という発言について、X氏は何と答えるか。
真意を聞くべく、X氏の携帯電話を鳴らしたが、
「取材は広報を通してください」
と繰り返すのみだった。
改めて朝日新聞社に南氏のメールや、X氏の「うれしそうだね」発言について事実関係を尋ねる質問状を送付したところ、以下のように回答を寄せた。
「個人的なあいさつや当事者間でのやりとりに関するご質問ですので、弊社としてはお答えを差し控えます」
南氏にも「退職のごあいさつ」を綴った目的や真意などについて改めて聞くべく取材を申し込んだところ、以下のような返答があった。
「中村社長や角田専務らに宛ててメールを送ったことは事実ですが、新たな職場に移り、地域や読者に根ざした報道に集中したいので、申し訳ありませんが取材はお断りします。朝日新聞に残っている人たちには自分たちの社会的責任を静かに問い直してほしいと思います」
前出の朝日新聞社員が語る。
「南氏が送った退職メールについて、役員は『BCCでどこまで送られているんだ!』といきりたって調査をしているようです。ただ、こうした幹部の動きに対して、現場は冷ややかに見ており、『(X氏の発言が表沙汰になり)品性に欠ける人間が作っていると思われたら、朝日新聞は完全に見放されてしまうのでは』という声も挙がっています」
朝日新聞は“自壊”を食い止めることはできるのだろうか。
***
現在配信中の「週刊文春電子版」では、南氏が送ったメールの詳細、退職に至るまでの詳しい経緯などについて報じている。
「絶望感ではなく、絶望しかない」「身内からの冷笑は心身に堪えた」朝日新聞“名物記者”が退社日の夜に社長に送った衝撃メールの中身《文書全文公開》
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