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日本には、全国各地に、中国人女性によるハニートラップの拠点になっているところがある。東京なら、中国大使館の息がかかっていると見られている飲食店が、歌舞伎町や六本木、池袋にある。在日中国大使館御用達の高級中華レストランが六本木にあるが、その2階にいくつもある個室は情報活動の拠点になっている。要は、スパイの巣窟なのである。そこには女性も常駐していると見られており、ハニートラップに使われている可能性が高い。
秋葉原にある在日中国人を違法に取り締まる「海外警察」
こうしたスパイ行為に加えて、中国は世界中に「海外警察」を設置して、国外に暮らす中国人に、中国共産党のルールを当てはめ、監視や「摘発行為」を行っている。スペインに拠点を置くNGO団体のセーフガード・ディフェンダーズが2022年9月に公開したリポートでは、中国政府が少なくとも世界30カ国の54カ所に海外警察を作っていると告発されている。日本国内では、秋葉原にあることが確認されている。他に可能性があるのは、福岡、名古屋、神戸、大阪、銀座だといわれている。
彼らが監視対象にしていたのは、海外で中国人相手に商売をするなどして中国国内の法律を破っているような人たちだ。「自主的に」と言いながら半ば強制的に中国に連れ戻して、罪を償わせるのである。全世界的に直近3年間で数十万人ほどの中国人が帰国させられていることが判明している。