東京・練馬区のとしまえん跡に今年6月に開業した「ワーナー・ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。同施設が東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの内部資料を流用し、施設運営の参考にしていたことが「週刊文春」の取材でわかった。
オリエンタルランド出身幹部が内部資料を“持ち込み”
ハリポタ施設を巡っては、「週刊文春電子版」が11月10日配信の記事で施設の運営会社「ワーナーブラザーススタジオジャパン合同会社」(以下、ワーナー)が、ライバル「レゴランド」(名古屋市)の社内資料を丸パクリしていたこと、さらに11月24日配信の記事ではその事実を受け、ハリポタ施設のイベントに登壇した女優・上白石萌歌(23)の所属事務所がワーナー幹部に“事情聴取”していたことを報じてきた。
そして今回、レゴランドとは別の“新たな内部資料流出事件”が明らかになった。しかも、流出元は日本ナンバー1のテーマパーク「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」を運営するオリエンタルランドだった。
実は、ハリポタ施設は開業するにあたり、オリエンタルランド幹部だったX氏を招聘している。トップテーマパークの要諦を知るX氏の存在は大きく、複数の関係者は「ハリポタ施設立ち上げは、X氏がいなければできなかった。最大の功労者」と認める。
だが、その一方でX氏は“禁じ手”を使っていた。
「X氏は、オリエンタルランドの内部資料をワーナー社内に持ち込んでいたのです」(ハリポタ施設スタッフ)