〈あらすじ〉

AIが発達した近未来のニューヨーク。テック系大企業のペガサス社は、妊娠の負担を軽減するために、卵型の人工子宮〈ポッド〉を使った妊娠サービスを提供していた。ハイテク企業の重役として忙しい日々を送るレイチェル(エミリア・クラーク)は〈ポッド妊娠〉に興味を持つ。パートナーで植物学者のアルヴィー(キウェテル・イジョフォー)は、本物の自然がどんどん失われていく中、自然界の多様性を守ろうと奮闘中だ。彼は自然妊娠を望んでいたが、対話を重ねた末に〈ポッド妊娠〉に同意。未知の経験に戸惑いながらも、2人は胎児との絆を育んでいく。

〈解説〉

新しい妊娠の形を選択したカップルの、出産までの10カ月間を描くSFコメディー。『ボヴァリー夫人』に続く、ソフィー・バーセスの監督・脚本作。111分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆近未来には、こんなこともあるかも、と思いつつ観た(当然、産休はナシ?)。コメディ・タッチなのが、ありがたい。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆先の読めるディストピア映画。ポッド置場が納骨堂に見える。それが作者の狙いならばやや凡庸。怖くもおかしくもない。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆妊娠が昇給昇進と重なる働く妻には刺激的な内容か。ポッドを背負い出勤する夫の心理も面白い。ホラーじゃなく安堵。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆異次元ではなく現実の可能性に紐付いた仮説をライトコメディ化。映画自体より、同じ問題設定で議論した方が面白いかも。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆家族計画の未来風刺。撮影とセットデザインはそう遠くない未来を予想するも、風刺の力が弱いのか低温気味なまま。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

ポッド・ジェネレーション(ベルギー、仏、英)
12月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
https://pod-generation.jp/