月島 1ヵ月に1回ほど彼と会う生活を1年ぐらい続けたんですけど、何度目かにドタキャンされたときに「これは時間の無駄だ」と気づいたんです。
ちょうどそのタイミングで、3カ月だけ付き合った今の旦那から連絡がきて。彼は何台か前の携帯電話をたどって、私の番号を見つけて、ショートメールを送ってきたんです。
──タイミングがいいですね……! 彼からの連絡は何年ぶりだったんですか?
月島 彼はなぜか私に彼氏がいないタイミングをストーカーみたいにわかっていて(笑)。2~3年に1回は連絡が来ていたんです。その時は、「六本木で遊んでた〇〇(旦那さんの名前)だよ~」ってメールが来たんです。
「どんな顔してたっけ」と思いだしてみたら、まあ悪くないな、と(笑)。カッコいい男の子が生まれそうなDNAだな、と。
──子どもの容姿にこだわりがあったんですか?
月島 子どもが生まれた今となっては、別にどんな顔で生まれてきてもかわいかっただろうな、と思うんです。ただ、どうせたいして好きでもない相手と子どもを作るんだったら、せめて容姿が良く生まれたほうが子どものためにもいいかな、と。
「子どもが欲しかっただけ」なのに結婚した理由
──旦那さんと再会して、すぐに子どもができたんでしょうか?
月島 できなかったです。気持ちばかりが焦って、毎日トライした時もあるんですけれど、全然できなくて。「毎月排卵日は来ているはずなのに、何で?」って。
それで「もう無理だ、できないや。しばらく排卵日は見ないようにしよう」と思い始めたら、なぜか妊娠していたんですよね。
──結婚はいつ頃したんですか?
月島 相手はまだ20代ですし、若くて可哀想なので、もし子どもができなかったら結婚はしないでいようと思っていたんですね。なので、妊娠して安定期に入ってから籍を入れました。ただ、私は別に子どもを作ってくれるだけでよかったので、そこまで結婚にこだわりがなかったんです。
──なぜ結婚したんですか。