「『結婚とか、付き合うとかはいいや』と思っていたので、容姿だけで見て男性に声をかけました」
46歳ながら、美しいコスプレ姿が話題の漫画家・月島圭さんインタビュー第3弾。40歳を機に急に子どもが欲しくなった月島さん――妊娠のチャンスが限られたなか、いかにして彼女は17歳年下の旦那さんとかわいい男児に恵まれたのか?(全2回の1回目/後編を読む)
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「17歳年下の旦那さん」との出会いは…
──月島さんの旦那さんは17歳年下だそうですね。いつごろ出会ったんですか?
月島圭さん(以下、月島) 旦那が20歳、私が37歳のときですね。今から9年ぐらい前、私は六本木で友達のお店を手伝っていたんですけれど、夜のお店の合同忘年会で声をかけられました。
彼は当時、田舎から出てきたばかりで。3カ月ぐらい付き合って別れたんです。ただ、私もその後いろんな人と付き合ったりしましたけど「この人と結婚したい」「この人の子どもが欲しい」っていう人には出会わなくて。子どももむしろ嫌いだったんですよ。
──そうだったんですか。
月島 でも40歳を過ぎたころ、同い年ぐらいの子が出産して、赤ちゃんの世話をしているのを見るうちに「かわいいな」と思うようになって、急に子どもが欲しくなったんです。でも「相手がいないじゃん。40歳過ぎているし、どうしよう」って思ったんですけど、「そこ飛ばしちゃっていっか」と。
それで、出会いから子どもを作るまで最短で行くにはどうしたらいいか、どこにたくさん人がいるかを考えていきついたのが、渋谷ハロウィンだったんです。「結婚とか、付き合うとかはいいや」と思っていたので、容姿だけを判断基準に男性に声をかけました。
──相手にびっくりされませんでしたか?
月島 もちろん最初から子どもの話はしないですよ? 「お友達になりましょう」みたいな感じで声かけて、仲良くなってから「実は私こういうことを考えていて、結婚とか認知とか抜きにして、子どもを作るだけの関係ってどうだろう?」って(笑)。
──すごい話……!
月島 私が声をかけた人は、背が高くてシュッとした、素朴な感じの靴職人でした。彼も「自分の子どもが欲しいと思ってくれるのは嬉しいかも」みたいに言ってくれたんです。
でも、気分屋な人で、排卵日に合わせて会ってくれなかったんです。何週間も前から「この日です」って言ってるのにドタキャンされて……。
「今日、卵が出てるのに!」みたいな悔しい思いを何度もしたんです。排卵日って狙ってどうこうできるもんじゃない。ズレちゃったりもして、狙い撃ちがなかなかできなくて。
──そうですよね。