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第8位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(57点)――シリーズは終わり、はみ出し者たちは伝説となった
80'sの音楽を効果的に使う優れたミックステープ・ムービーにして、笑いと涙と咆哮というジェームズ・ガンのエキス濃縮還元100%映画シリーズの完結篇。
サノスを倒したものの、ガモーラを失ったガーディアンズたち。今度はロケットに危機が迫る。
ロケットの不在という痛手を乗り越えながら、彼の救出に全力を尽くすガーディアンズの「辛い過去、選ばれなかった悲しみを乗り越え、互いを選び合って家族となった、はみ出し者たちの絆の強さ」(宇垣美里)に本作の魅力がある。
シリーズは終わり、彼らは伝説となった。
第9位『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(56点)――マーティン・スコセッシが見せたアメリカの歴史への責任感
原油発掘で裕福になった先住民オセージ族から、白人たちは利権と命を奪い、権力でことをうやむやにする。そこに、FBIの勢力拡大を目指す長官のエドガー・フーバーが立ち上がり、若き捜査官を現地へ送る――。
禁酒法時代の米オクラホマを舞台にした「胸糞すぎる実話をもとにした作品」(石井千湖)。
レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロという盟友たちとタッグを組み、アメリカの歴史の闇を真っ向勝負で撮りあげた「スコセッシに、アメリカ史に対する責任感を感じ」(洞口依子)られる重厚大作。