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授業で先生から「ご父兄の方?」と間違われたことも…71歳で養成所入学→72歳でプロデビュー…後期高齢者芸人・おばあちゃん(76)誕生のヒミツ

授業で先生から「ご父兄の方?」と間違われたことも…71歳で養成所入学→72歳でプロデビュー…後期高齢者芸人・おばあちゃん(76)誕生のヒミツ

76歳のピン芸人・おばあちゃんインタビュー #1

2023/12/30
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「自虐川柳」ができるまで

――そして舞台デビュー。シニアならではの日常を、ちょっぴりシニカルな笑いにする「自虐川柳」はどのようにして生まれたのでしょう。

おばあちゃん 舞台について学びたいと思ってNSCに入学したものの、劇場に立てるなんて思ってもいなかったし、ネタへの不安はすごくありました。そんな時、頭に浮かぶのは綾小路きみまろさんの笑いでした。やっぱりすごいなあと。

 そこできみまろさんのビデオもたくさん見て、自分なりに考えたネタを作家さんに見てもらったら、「あなたはきみまろさんじゃない。おばあちゃん自身のネタを作りなさい」と言ってくださって。それから今の川柳の形ができました。

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舞台に立つおばあちゃん ©文藝春秋

――芸人としてのキャリアを着実に重ねていますが、一歩踏み出す時に大事なことは何だと思いますか。

おばあちゃん やる気と、楽しむことです。そもそも「できること」を喜んで、楽しんじゃうこと。だって“できることがある”って考えたら、嬉しいじゃないですか。

 私がNSCで思ったのは、夢を持つのは素晴らしいということでした。叶うかどうかはわからなくても、挑戦する。そういう若い方たちの姿を見せていただけたのは最高の喜びでしたね。「できること」は何でも楽しい。今こうやってお話しするのも、ね。

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