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誤変換の要因、3つ目は、単に自分の力が足りず、パソコンやスマホで文字が欠けてしまったことによるもの。先日「イベントご盛況のことと思います」と書こうとして「イベントご逝去のことと思います」と打ってしまったことがありました。「う」と一文字さらに入れる力が足りなかったようです。

また、よくあるのが「請求書」と打とうとして「性器優所」「性休止」と意味不明な言葉になるパターン。小さい「ゅ」や「ょ」を入れるキーを押す力が弱かったようです。今後、年齢と共に押す力が弱くなっていって、この手の誤変換が増えそうです。

4つ目は、AIの暴走による誤変換。AIの暴走というのは、個人的な体感なのですが、ちゃんと合っている言葉を選択したはずなのに、直前ですり替わったことや、変な言葉になっていることが、ここ最近増えているようです。

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例えば、よくあるのが勝手にカタカナになってしまうパターン。「それで」と打ったら「ソレで」になったり、「コトバ」「カラダ」「ワタシ」など、独特なセンスの表現になってしまい、あとから気付いてメッセージを取り消したりして二度手間です。「コノマエメールシタ」などと大部分がカタカナになって、電波系のような文体になっていることも。

「叡智がすごいです」→「Hがすごいです」

わざとユーザーの生産性を下げたり、羞恥心を与えようとしたりするような、AIの意図的な操作を感じます。「叡智がすごいです」と打とうとしたら、また勝手に直前で変換がすり替わって、朝から「Hがすごいです」と送信しかけました。「小栗旬」と打とうとしたら「おぐり歯科医院」になったという誤変換もありました。「◯◯しがち」と打ったら勝手に「◯◯滋賀中央信用金庫」と入力されていたことも。文字入力システムが空回りしています。「◯◯さんの美しさが……」と入力したのになぜか「◯◯さんの美しさと哀しみと……」になっていて、ホメたつもりが貶めるメッセージになっていたこともありました。下手な誤変換で人間関係にヒビが入りかねないので要注意です。