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「土下座したら上からボンッて頭を踏まれて」「髪を掴まれてブンブン振り回される」DV男と付き合ってしまい…杏さゆりの“よくない恋愛”経験

杏さゆりさんインタビュー#3

2023/12/30

genre : エンタメ, 芸能

note

100部限定の写真集を制作中、表紙も公開

――事務所の話だけでもすごいですが、本当に杏さんの人生は壮絶ですね。

杏 私は躁うつ病になった話であったりいろんな経験を経ているので、カウンセリングだったり相談を受けるようなことができたらなと、ここ最近は考えています。

 今回の記事を読んでくれた誰かが「こんな大変だった人でも今は頭を金髪にして人生を楽しめてるんだ。自分にもいつかはそういう日が来る」と希望を持ってもらえたらいいなと思って。だから過去を隠さず話すようにしています。

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©山元茂樹/文藝春秋

――杏さんの現在は、仕事としては舞台が多い感じですか。

杏 今は舞台と医療関係のイメージモデルをやらせてもらっていたり。あと、今は実費で写真集を作ってます。

――実費でですか。それは販売されるんですか。

 一応ファンイベントとかで配れたらいいなって考えています。あとは出演する舞台の物販だとか、オンライン決済のページも作れたらなとも思っているんですが、多くても100部限定にしようと考えています。そんなに大量には作れないので。

――それは欲しい。写真集の内容はグラビアなんですか。

 ザ・グラビアです。ファンの方って絶対に私のグラビアが好きだった人が多いと思うので、そういう人に向けてファッション誌みたいな写真集を作っても喜ばれないじゃないですか。私も別にファッション誌っぽいものを撮ろうとも思っていないですし。

写真集の表紙画像 本人より提供

 今回、写真集を自分で作ってみて、今までスタッフさんはこんなに大変な思いをして私の写真集を作ってくれてたんだなと思って。表紙や裏表紙を決めるのも本当に大変で、そう考えると昔の私は「この写真嫌だ」「こっちの写真がいい」と平気でやっていてひどかったなって(苦笑)。本当に何事も経験だなって思いました。

 私は一番最初の事務所もいろいろありましたけれど、今はすごく感謝しているんです。

関わってきた人たち全員に「本当にありがとう」

――あんなにひどい目に遭っているのに、ですか。杏さん、悟りを開いてませんか。

 もし、あのときに例えば毎月100万円をもらっていたら、金銭感覚はおかしくなったと思います。お仕事のありがたみも、もしかしたら分かっていなかったかもしれないですし。

 芸能界に入るきっかけの事務所でしたし、結果はどうあれあの事務所で頑張っていたからこそ、今も「杏さゆり」という名前で、オファーをいただいて活動できていると思うんです。

©山元茂樹/文藝春秋

 人間って無駄な壁はないと思っているんですよ。その壁を登って、壁の上から道のりを見たとき「以前はあんなところにいたんだ。でもあれがあったから、私はここにいるんだ」となって、自然とありがとうという想いがわいてくると思っているんです。

 だから、今は関わってきた人たち全員に、本当にありがとうって感謝の気持ちでいっぱいですね。

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