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 佐川さんが救われる道は一つしかないように思います。説明する、ただそれだけです。何も赤木雅子さんだけに説明するものではありません。この国に暮らすすべての人々に対し佐川さんは説明する義務があります。なぜなら佐川さんは国家公務員だったから。公務員はすべて全体の奉仕者であり、一部の奉仕者ではない。この言葉は国家公務員倫理カードの一番目に記されています。赤木俊夫さんはこのカードを肌身離さず身につけ、その言葉通り改ざんについて知る限りの事実を記した「手記」を遺し命を絶ちました。だから「公務員の鑑だ」と人々の尊敬を集めています。

近畿財務局の職員だった赤木俊夫さん

佐川さん、この国の人々に説明して下さい

 佐川さん、全体の奉仕者の中でも際立って枢要な地位にいたあなたこそ、この国の人々に説明してください。そうすれば佐川さんの魂も、ご家族も、救われると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 森友事件を追い続ける記者 相澤冬樹

 追伸

 佐川さんがすべてを説明してくだされば、私が佐川さんを追い続けることはなくなります。その必要がなくなるからです。何かございましたら同封の名刺にある連絡先までご連絡ください。

 赤木雅子さんをモデルにしたコミックス「がんばりょんかぁ、マサコちゃん」全3巻を同封いたしますので、よろしければお読みください。この手紙の内容は、後日『週刊文春』誌上でも紹介いたしますので、公開書簡という形になります。ご承知おきください。

 
 手紙では佐川氏の発言について「こんなものは表に出せない」と書いているが、実際の報告書では「こんなものは外に出せない」となっている。手紙では「 公務員はすべて全体の奉仕者であり、一部の奉仕者ではない。この言葉は国家公務員倫理カードの一番目に記されています。」と書いている。趣旨としては同じだが実際のカードには「国民全体の奉仕者であることを自覚し、公正に職務を遂行していますか?」と書かれている, 

赤木俊夫さんが肌身離さず身につけていた国家公務員倫理カード。擦り切れているのがわかる

 12月25日現在、相澤氏の元に佐川氏からの返事は届いていない。

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