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ダイハツ「悪質不正」を生んだ「車は妥協の産物」という認識《元従業員が証言》 管理職は「運転が下手なヤツは死ねばいい」

ダイハツ「悪質不正」を生んだ「車は妥協の産物」という認識《元従業員が証言》 管理職は「運転が下手なヤツは死ねばいい」

source : 週刊文春 電子版オリジナル

genre : ニュース, 経済, 企業

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「運転が下手なヤツは死ねばいい」

「ある若手が『自動ブレーキは搭載しないのですか?』と質問したところ、管理職が『自動ブレーキ? ブレーキは自分で踏めばいいよ。運転が下手なヤツは死ねばいい』と返すのを見て、唖然としたこともありました」(同前)

ダイハツの奥平総一郎社長(HPより)

 こうした証言について、ダイハツに事実関係の確認を求める質問状を送付したが、こう回答があるのみだった。

「現在、弊社は12月20日公表させていただいた通り、本件について、第三者委員会からの報告書を受領したところであり、その中での指摘いただいた事項の詳細確認を進めているところです。ついては今回いただいた個別のご質問については、回答をさし控えさせていただければと存じます」

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 だが、ダイハツが抱える問題はこれだけではなかった——。

 現在配信中の「週刊文春電子版」では、「《深層レポート》ダイハツ『不正30年』の病根」と題し、30年にわたる長期間、同社で不正が蔓延した背景についてレポートする。社員を精神的に追い詰めた「なぜなぜ分析」、窓際族が集められた過酷な部署「人材バンク」の実態、そして、若手を軽視するダイハツの社風などについて、詳しく報じる。

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