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女子生徒を竹刀で強打、体当たりで押し倒す…福岡の高1女子を自殺まで追い詰めた“暴力顧問”の異様な指導「貴様、やる気あんのか?」

女子生徒を竹刀で強打、体当たりで押し倒す…福岡の高1女子を自殺まで追い詰めた“暴力顧問”の異様な指導「貴様、やる気あんのか?」

2024/01/13

genre : ニュース, 社会

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 自身も剣道経験者である母親ですら驚くほどの顧問Bのふるまいとは、いったいどんなものだったのか。

 顧問Bは生徒を竹刀で強く打つ、体当たりのときに余計に力を入れて地面に倒す、わざと防具がない生身の場所を打つなどは日常茶飯事で、太鼓のばちを投げたり、椅子を蹴るなど物に当たることも多かった。

写真はイメージです ©AFLO

 いつもイライラした様子で部員たちを怯えさせ、柔道のように部員を地面に投げ倒すこともあった。機嫌が悪いと「この野郎」などの暴言を日常的に吐き、差別的な言葉を使っていたこともわかっている。

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「部活という存在が死にたい原因なのにね」

「剣道の練習に、掛かり稽古という1対1で打ち合うものがあります。私が部活を見に行った時は、B先生との掛かり稽古を明らかに部員が避けていたのですが、侑夏は何度も自分からその列に並んでいました。しかしB先生にめった打ちにされて、最後は倒されました。『やる気がないなら並ぶな』と言われていたようですが、侑夏は『やる気がないのは私じゃない。一回も並んでいない人もいる』と話していました」(同前)

写真はイメージです ©AFLO

 侑夏さんは徐々に追い詰められ、「練習での頑張りを認めてもらえない」「学校の帰りに、踏切を見ると飛び込みたくなる」と話すようになっていった。見かねた母親が8月下旬に顧問Aに練習の内容などについて相談をしたが、「そういう子もいるのではないかと思っていました」という回答で改善される気配はなかった。

 その直後の8月29日、侑夏さんは自殺によって命を絶った。

 午前中で授業が終わった後、侑夏さんは部活に参加せずに学校を後にした。顧問Aから母親に「部活に来ていないのですがどこにいるか知りませんか」という電話があり、母親は車に飛び乗ると周囲を探して走り回った。

 LINEで「どこにおる?」とメッセージを送ると、「こんびに」と返信があったが、その数分後の午後1時26分、侑夏さんはJRの駅ホームから飛び込み、電車に轢かれて死亡した。

 当日、本人が匿名で使用していたTwitter(現在のX)にはこう投稿されていた。

「部活という存在が死にたい原因なのにね」(7時3分)
「死ぬために部活休んだ」(12時9分)
「誰が悪いって心が弱い私が多分悪いです。迷惑かけてわがままばっかでごめんなさい」(13時9分)