米国でも最も注目されるK-POPアーティストに
NewJeansはデビューからわずか1年5ヵ月で、米国でも最も注目されるK-POPアーティストに成長した。「Ditto」(82位)、「OMG」(74位)、「Super Shy」(48位)、「ETA」(81位)、「Cool With You」(93位)など、なんと5曲がビルボードのメインシングルチャートである「ホット100」にチャートイン。
セカンドミニアルバムの「Get Up」は、ビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード200」でトップになった。ビルボード200で1位を記録したのは、全世界のガールズグループの中でBLACKPINKに続いて2番目という快挙だ。
昨年は米Forbes誌が選定した「アジアで影響力のある30歳以下の30人」、米TIME誌の「2023年の次世代リーダー」にも選ばれた。
2023年11月には世界で最も人気のあるeスポーツ大会である「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)ワールドチャンピオンシップ」でパフォーマンスを披露すると、K-POPガールズグループとして初めて、7万人規模の米音楽フェスティバル「ローラファルージャ・シカゴ」のステージにも上がった。
Apple、コカ・コーラなどトップ企業と…
さらに、5人のメンバー全員がルイ・ヴィトン、バーバリーなどのラグジュアリーブランドのアンバサダーを務め、Apple、コカ・コーラ、マクドナルドなどの広告にも起用された。IT、流通、ファッション、飲食と、各分野におけるトップ企業のアイコンとなり、まさに「オンセニュー(世界中がNewJeans)」なのだ。
K-POPがアジアを越えて全世界に活動領域を広げる只中に、「K-POP成功の法則」を正面から覆したNewJeansが大衆を魅了している現象は、K-POPの新しい方向性を提示しているのかもしれない。
ただ、デビューして間もない彼女たちが今後成長できるかについては議論がある。なにしろ、従来のK-POPとは全く異なる個性や音楽で人気を集めているだけに、今後いかに発展していくかどうかが彼女たちの未来の決め手になる。
世界のトップアイドルに上り詰めたBTSが活動休止中である今、韓国では「ポストBTSはどのグループになるのか」といった議論が熱い。有力視されているのは「ガールズグループがトップの座を掴むだろう」という見方だ。
誰も行ったことのない道を歩んでいるNewJeansこそ、最有力候補と見なされてもおかしくないだろう。