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東京駅から約1時間半…JR外房線“ナゾの途中駅”「茂原」には何がある?

“千葉より東”には何がある?#1

2024/02/12

genre : ライフ, , 社会, 歴史

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まずだいいちに、茂原駅に近づくと…

 まずだいいちに、茂原駅に近づくと、電車がなぜか高架になる。高架の駅なんて、大都会の真ん中かそれとも新幹線か。そんな高架に駆け上り、電車は茂原駅に滑り込む。

 

 そして、その高架下にはロッテリアやラーメン店などが入った商業施設が入っている。ついでに南側の駅前広場はとてつもなく広くて、その一角には大きな商業ビル(以前はそごうが入っていたらしい)、駅の正面には三越もある。

 工事の仮囲いがされている空き地もあったが、そこはもともとイオンがあって建て替え中。そう遠くないうちに、イオンスタイルに生まれ変わってオープンするという。

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 と、茂原駅は実に立派なターミナルなのだ。これだけあれこれ揃っていたら、行き交う人も少なくない。つい最近、同じ千葉県でも館山駅を訪れたが、あちらは電車やバスが到着するときだけ人通りが増えて、しばらくするとがらんとしてしまっていた。

 それが、茂原は電車の動きには関係なく、駅前に人がいる。これはもう茂原駅、立派なターミナルである。大都市……とはいくらなんでも言えませんが、中都市、くらいの賑わいの駅といったところだ。

駅前の大きな通りをまっすぐ進む

 駅前には、まっすぐ南に大通りが延びている。せっかくなので、この道を少し辿ってみよう。

 

 大通り沿いもまた雑居ビルが建ち並んでいる町並み。だが、駅から離れると少しずつ人通りは少なくなってくる。

 クルマはさすがにそこそこ走っているが、それでもひっきりなしというほどではない。5分ほど歩くと国道128号とぶつかるが、この国道もそれほど賑やかということでもない。あれ、やっぱり駅前だけなのか……と思ったら、本番はもう少し先にあった。