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《「機密」を口にしたら身も蓋もない。触れない方がいいことには触らない。伏せておくことは、しゃべらない。それで世の中は成り立つ。》(11月22日)
馳知事への「叱り方」の角度が明らかにおかしかった。これが新聞、言論機関だというから笑ってしまった。
地元紙の責任は…?
そんな北國新聞は今回の地震の検証記事で馳浩知事の言動や発信に対してイライラしていたようだが、それもこれも平時に馳浩知事の情報コントロールなど傲慢な振る舞いに「加担」していた地元紙の責任はないのだろうか?
さらに言えばこのタイミングで北國新聞が馳浩に苦言を言いだしたのは「森喜朗がおとなしくなった」ことにも起因していないだろうか。これまで「総理が語る」という企画でさんざん政局を仕掛けていた森喜朗と北國新聞だが、なぜか安倍派のパーティー券裏金問題が報じられ始めた昨年11月末に連載は突如終了してしまった。「森喜朗に聞く」なら今しかないだろうに。森喜朗がおとなしくなった状況で北國新聞は馳浩にようやく小言を言い始めたとも見えてしまうのだ。
地元紙はどこを向き、誰に寄り添うのか。権力者なのか県民なのか。当たり前のことを考えさせられる。
最後に、映画『裸のムラ』の監督である五百旗頭幸男氏のツイート(ポスト)を紹介して終わろう。
《「あの北國新聞が現職知事を批判するのか」という驚きや波紋が広がっていると報じられることが、石川県のメディア状況の異常さを証明している》(2024年2月5日)