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「部員のサイフから金が消えた」寮の監視カメラに映っていたのは…白鵬が黙認した“角界追放”北青鵬・学生時代の「前科」《寸借サギ常習犯》

「部員のサイフから金が消えた」寮の監視カメラに映っていたのは…白鵬が黙認した“角界追放”北青鵬・学生時代の「前科」《寸借サギ常習犯》

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : ニュース, 社会, スポーツ

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マッサージ強要、ガスガン発射…北青鵬の学生時代「ワルの履歴書」

 そう打ち明けるのは、中学と高校で相撲部の後輩だった男性だ。素行の悪さは当時から筋金入り。後輩男性の証言は、今回の処分に至った問題行動を彷彿とさせるものだった。

「周りからは、本名にちなんで『ニンジくん』、『ニンジ先輩』と呼ばれていました。身長が大きく、手足も長いので、どんな体勢からでもまわしを取れるし、部活は熱心にやっていたと思います。でも、裏表のある人物で、雑用でミスをすれば、平手打ちが飛んでくる。

北青鵬 Ⓒ時事通信

 部員寮で集団生活をしていたのですが、真夜中にマッサージを強要されたり、いびきがうるさいとか、寝相が悪いといった理由で暴力を振るわれたりしました。ガスガンで撃たれたり、手の甲に低温火傷するほどコールドスプレーを吹き付けられたこともありました」(同前)

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 逆らえば、さらなる暴力や陰湿ないじめのターゲットにされる恐れがある。北青鵬の悪事が表面化することはなかったが、部員や後輩たちは彼との関わりを避け、慕われることもなかった。

「中学の時、ニンジ先輩から何度もお金を貸してくれと言われ、途中からは返してくれなくなりました。一度に1000円、2000円の額でしたが、それが重なって、仕送りの口座からお金が減っていくので、親にバレてしまって。この時は部活の顧問とも話をして、全額を返してもらったんですが、本人からは逆恨みされました」(同前)

 また、前述のように、北青鵬にはかねてから“盗癖”も指摘されていたが、同様の疑惑は、学生時代にもあったという。