Q 生成AIの活用も進む中で…「自分の言葉」を書くためには
就職活動が本格化し「志望動機」や「学生時代に頑張ったこと」など、エントリーシートに記入する内容を考える日々ですが、就活対策本やインターネットにある例文をたくさん見てしまったせいで、なんだかどんなことを書いても「自分の言葉」ではないような気がしてしまいます。
生成AIの活用も進む中で、私たちが文章を書くうえでこれは大切にしておいた方がいい、ということがあれば教えていただけませんでしょうか。(20代・女性・学生)
A 学生へのアドバイスは…
いわゆる「ガクチカ」ですね。「学生時代に力を入れたこと」を聞かれたときにどう答えるかがマニュアル化されているのです。
でも、面接官だって、就活対策本に事前に目を通していて、学生が何を答えるかお見通しです。
そこで、アドバイスを。あなたの甥や姪あるいは年若い知人に、「お姉さんは、大学で何をしてきたの?」と聞かれたときに何と答えますか。難しい言葉を使わずに、幼い子にもわかるような例を出したりして、なんとか理解してもらおうと考えませんか。その姿勢が大事なのです。
または、好きな人ができて初のデートのとき、自分を理解してもらおうと、一生懸命自分のことを話すでしょう。そんなときマニュアルは通用しませんよね。それこそが、あなたらしい言葉なのですよ。
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